working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

よぉし頑張りたい!「シェンムー」

最初に、毎日必ずアクセスしてくださる方には本当に申し訳ないと思います。なんせいつ更新してるのかとりあえず来てみないとわからない。なので、最低でも10日に1回は更新するよう頑張りたいです。これが会社の人事担当者だったら前言撤回します。

 

前回このブログでも訴えた膝の痛みの診断結果は半月板損傷でした。どうも、ケガだけはアスリート並みのgentlyです。ジム週1ランニング10kmがまさかこんな事態を招くとはな。長く続く痛みは令呪の力が宿ったに違いないと思っていましたが、聖堂協会でマスターの資格を得る代わりに病院で薄荷のニオイがする湿布を渡されました。

 

膝って貼りにくいんです。日々動くし曲がるし。この美しくない装備品をとりあえず1か月連用せよとのことで毎日風呂上がりにペタクタやってるんですが、もうあれだ、ヤンキーまがいの親子連れが乗ってるボックスカーの後部座席の素人仕事のスモークばりにシワになる。平らなものを曲面に貼ること自体無理なんですよ。そういう車はだいたいタバコくさいし、あと「ONE PIECE」との親和性が異常に高い。たぶん家の玄関はプライズのぬいぐるみとよう知らんペナントで埋まってて、同居のおかんの趣味か何かで西日で色落ちした1枚ものの大相撲カレンダー画鋲どめしてる。室内飼いでアホみたいに吠える小型犬のニオイがひどい。あとスマホ画面バキバキ。子供モヒカン。

 

コンテンツの真の性格はコンテンツそのものではなくファンに出るんですね。尾田さん気の毒だわ。

 

シワシワでも10分くらいするとスーッとしてきて気持ちいいです。湿布を貼る経験があまりないので新鮮と言えばそうかも。医師の見立てでは「3か月もすると半月板のすり減りに体が適応して痛みは緩和する」とのことで、じゃあ湿布いらねーじゃんと思っても思慮深い私は言わなかった。健康保険適用で診察費込み2100円。また藪歩きにならんかったらええけど。

 

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映画のようなキービジュアル

というわけで「シェンムー」始めてみました。繰り返し言いましょう。gentlyはゲームをやりますが、全然詳しくないです。私にとってゲームとは少し前まで「newみんなのGOLF」とアイマスと、城のセキュリティがいつまで経っても改善しないために毎回姫がさらわれる世界のひげのおっさん兄弟のことでした。なので「シェンムー」がどういうゲームなのか全く知らずに購入しました。だって1・2セットで4,000円はお得やなぁと思ったから。このキービジュアルもカッコいいじゃないですか。

 

そんな私がいかにして「シェンムー」を認知したか。

 

後輩「3Dのオープンワールドを初めてプレイして感動したのはやっぱり『シェンムー』ですね」
じぇ「ふぅんそんなええのんか」
後輩「まぁ今見たらちょっとアレですけど当時は凄かったんですよ、僕らが学生のころ鈴木裕といえば雲の上の人みたいな存在で、彼に憧れて業界目指した人も多かったんじゃないですか」
じぇ「へぇー全然聞いたことないわ」
後輩「ストーリーも良く出来てて続きがめっちゃ気になるんですけどね」
じぇ「えろいん?」
後輩「お前1回死ね」

 

SEGA最後の家庭用ゲーム機、ドリームキャスト。私と同世代ならあの箱抱えてCM出まくってた湯川専務を覚えている方も多いのではないでしょうか。私の中ではソニー任天堂とハード三強の中でSEGAがやや遅れ始めていた印象でしたが、とにかく画期的だったのはアナログ回線でインターネットにつながることでした。つないで何ができるかなんて正直どうでもよかった。常時接続なんてしようものなら電話代がQ2並みになってたでしょうね。

 

そんなドリキャスが日本のテレビゲーム史上はじめて3Dオープンワールドを導入したのが「シェンムー」なのだそうです。ふぅん。FF7は違うのね。「セハガール」はもうちょっとドリキャスのいいところを言うべきだったと思います。

 

……結論から申し上げますと、やっぱり昔のゲームです。何よりも3Dキャラクターのビジュアルが現在と比較にならない。話に合わせて口を動かすだけでも大変なんだろうと想像はつくものの、やはり顔全体が会話に合わせて動作しないとロボット感が否めない。

 

ええ分かってたんですよ?でもここまで違うと、もう造形がわからないくらいドット化したキャラの方がまだ思い入れが強くなると思ったのです。技術革新が現在進行形で進んでいる中で少しでも人間らしさに近づけようとするクリエイターの努力にはひたすら頭が下がりますが、私がそう感じてしまったのはPS4の処理能力に目が慣れてしまった現代の贅沢病ですね。

 

それと、親切なゲーム設計に慣れてしまったこの体に当時の不親切さが身に沁みます。何が不親切かって、しょっぱなのムービーが終わってからまず何をしたらいいかわからない。しかし画面をよく見るとなんか時計ぽいのが容赦なく作動している。気づいたら自分の部屋で2時間もタンス見回してました。何か急がないといけないのではないか。でも何を?

 

こんなときはあれだ、手当たり次第に引き出しを開けまくる。こうすればちまちまお金が稼げ何も入ってねぇじゃねえか。自宅出て道場行こうってなったときにはもう夕方ですよ無益な開閉運動だけで一日終わってましたよ。

 

仕方ないのでいったん自室に戻って寝て(こういう時は1日無駄にしても朝に戻すのが賢明だとゲーマーの勘が囁くのですが風呂どうしたの)、翌日は手当たり次第に家の表札眺めてました。行為だけ見ると完全に変態だな。これは手書きの地図が必要かと思うほど文字がパキッとしてたので何かあるとゲーマーの勘が囁くのです。今のところ、昼間におばあさんを案内したくらいしか役に立ってないけど。これでシルバートロフィーか……教育的側面?

 

すると道中、手ぶらの女学生ぽいのがが歩いてるじゃないのさ。常識的に考えて引っかけ待ち以外ありえない。ホテル?トリパコパコ。あの、ちょっといいかな?

 

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「私、男の人って苦手なの」

なんて失礼な小娘だ押し倒すぞ。全体的に女の子の演技が棒なのもビデオっぽくてそそりますね。大好きな先輩の家にお呼ばれしちゃった。どうしよう、緊張しちゃう……コスチューム生地がほんまぺらぺらやな。どこで調達してるんやろ。最近の業界は意外と金回りが悪いらしいので適正な市場購入と性欲促進を政府も本腰入れて対策しないと老齢社会どころか日本滅びるでマジで。適正でない方のお店はマル暴さんの小遣い稼ぎなので抗争のない日常と世界平和を願うピュアな若者たちは行ってはいけないよ。15年くらい前に大阪・日本橋上新電機で見かけたきこうでんみさのマネージャーは金ぴかロレックスだったけど今は過去の話らしい。

 

異世界トリップで気が済んだのでもうちょっと「シェンムー」の話をしましょう。まだ序盤の序盤なのでネタバレのしようもなく、ゲームの神髄、優秀な後輩が感動したポイントがどの辺にあるのか何とか見つけたいと思います。

 

まぁその大半はやっぱりヒロインの可愛らしさにあると私は踏んでいるんだがね?そうだろう?ジャケ絵のヒロイン、冒頭の演技は棒気味だけど聞いてるとなんかキュンキュンする。服が可愛い。リノアはCGでは美形やったけどゲーム画面では大したことなかったからなぁ。

 

後輩「この女の子はまだ出てこないんですよ」
じぇ「君が何を言っているのか私はわからない」

 

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作中で最も力が入っていると感じたシーン

アルカイック・スマーイル。まるで観音様のようだ。広末涼子さんを彷彿とさせる。そうだろう?時代を下ると浅田真央さんがいるけど、あの人は「観音様のようだ」ではなく広隆寺弥勒菩薩様そのものです。

 

ドリキャス版より美麗になったオープニングムービーで素敵な笑顔を振りまいていた彼女が、なんと出てこない(正確には数瞬しか現れない)。1作目の根幹を成すはず(まことに余談ですが「はず」の語源は弓矢の矢羽の後ろにある矢筈から来ておりましてここには溝が彫ってあって弦を当てて放てば矢はまっすぐ飛ぶ原理になっていることから物事はこのように進むであろうとの推測を表す言葉になりました)ボイミツガーが、1では皆無であると。いやもう未曾有の驚愕だよそれ。もう花屋の娘でええんちゃうの。そう聞いて、なんとしても彼女に出会いたいと思ってしまったのは戦略か。

 

gentlyはこの子の名前すらまだ知らんのですけど、「シェンムー」は発売開始から20年近くたった現在も未完の物語だそうですので(完結編と目される3は今年9月発売予定だったのが11月に延期になったらしいので詳しいことを知りたい人はこんなところで油売ってないでもう少し検索センスを養いましょう)、セットで買った「シェンムー2」のどこかで会うことになるのでしょう。

 

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「キングダムカム・デリバランス」と同じレーベルじゃん

これが今ネット上に出回っている「シェンムー3」のパケ絵です。……なんか、雰囲気違くない?ヒロインが大人っぽくなったというか、その……あー、そういうことね。

 

女子のメイクは流行に敏感で、筋肉主成分の頭空っぽ男子たちでもなんとなく変化に気づくもの。1&2発売当時の可愛いと現代のKawaiiの変遷をこんなところでも見せつけられるとは思いませんでしたがこの変わりようはそんなもんじゃないねいや察しろよ。あるいはゲーム内の時間経過で少したくましくなったようにも見える気がするんですけど、なんというのかな、内面の美しさが顔に出るタイプの子ですね。おかんか。

 

それにしても連綿と続くストーリーは理解できるとして、物語がいったん途切れるような構成って最近見ないですよね。続編が出るとしても一定の結論を見たうえでたたむのが最近のストーリー(アニメでもゲームでも)かなと思うんですが3部作を前提に作られてその続きがあるのかないのか不安定な状態でこれだけの歳月が流れるというのは、待ち続けているファンたちの気持ちはいかばかりか。

 

なお、現在の私は地元の町から抜け出せない状況にあります。外国人とのビリヤード勝負に負けて船員の情報がどこで手に入るのか途切れてしまいました。仕方ないので歓楽街のスロットハウスで低レート打ちに明け暮れ、稲さんから毎日もらえる500円のお小遣いをドブに捨てる日々です。昭和62年当時の500円は現代の物価水準でいくら相当なんだろう。1000円くらいかな。高校生が毎日1000円もらえるっていい稼ぎやな。私、攻略チャートとか大嫌いなんで(なんであんな余計なことするかなゲームは作業じゃねえんだから)優秀な後輩からなんとなくヒントっぽいものを与えてもらって考えたい所存です。

 

あとそうだ、予備知識も何もないのに主人公は松風雅也さんの声だとすぐわかった私は若干気持ち悪い。ここまで書いて実は1ヶ月くらいプレイしてないなんて書いたら炎上するんちゃうかな。というわけで書き終わったから今すぐやろう。あの公園に行けばいいのかな。