working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

真の災禍は人の振舞い

ネットニュースではnintendo switchのあつまれ!どうぶつの森に新規ユーザが殺到しているという情報が飛び回っております。どうも、「あつもり」で人間五十年が先に出てくる冷麺派gentlyです。私のライフワーク、newみんなのゴルフのオンラインコースにも段位の浅いユーザーがそこそこ増えているので、臨時休校や外出自粛要請がこういうところにも影響しているんでしょうね。

 

いつも通り書き出そうとして、昨日の夜遅くにドリフターズ志村けんさんが亡くなりました。国民的知名度を誇るコメディアンの巨星が新型肺炎の犠牲となってしまわれたこと、あまりに急すぎるお別れに深い哀惜の念を覚えると同時に、全世代に伝染病の恐怖が伝わったのではないかと思います。

 

この恐怖に立ち向かうには対策が必要です。私も意識のどこかで外出を控えることに違和感がありましたが、これは本当にちゃんとしないと大変です。

 

NHK 新型コロナウィルス特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314991000.html

 

「人が密集する空間」「密閉された空間」「近距離での会話」この3つの重なりを避けること、不要不急の外出を控えること、外出から戻ったら手洗いとうがいを徹底すること、マスクがあれば基本的に着用すること(ないけどな)、これらの対策が予防上有効といわれています。東京都では感染爆発の予兆とも受け取れる感染者の急増が報道されており(30日発表の感染者数は少なかったですね)、28日の首相会見でも「長期戦の覚悟」という強い言葉が使われています。なめてかかると命を失います。

 

とはいえ、非常時でも日常は続いていくものです。会社員のgentlyは時間になれば嫌でも会社に向かい、換気のよくない建屋内で多数の従業員が密集して発話しなければならず、クラスタそのものと言ってよい職場で一定時間拘束されねばなりません。それに昨日も書きましたが、予防に一定の効果があるのかないのか未だ情報が定かでないマスクが全く入手できない有様で、今できることの最善を尽くしても感染を免れるのか、完全適合する治療薬がない以上、感染してしまったら本当に助かるのか、誰にもわかりません。

 

それに、都市部を中心に再三外出自粛要請がなされているにも関わらず、真意を理解しない人々が相変わらず昼夜問わず街に繰り出しています。この人たちは自分が感染しても大丈夫と思っているのか、あるいは自分がウィルスを媒介する運び屋になりうることを理解しているのか、おそらく両方とも理解してて物の役に立たないジジイババアからとっとと死ね程度の感覚なのだろうと私は思います。他人の生に無関心なんですよね。性には興味津々かも知らんけど。

 

このように、自分一人の防衛意識だけで身を守ることはもはや不可能といえるでしょう。

 

通勤途中の感染や職場のクラスタ化を回避する方策として、最近はリモートワーク(テレワーク)や在宅勤務といった言葉をよく耳にしますが、会社業務には営業秘密や個人情報など、一定のITセキュリティが維持された環境で扱われるべきデータがたくさんあるので、企業は環境整備に多大な投資を必要とします。口で言うほど簡単じゃないんですね。

 

シンクライアントの一種である仮想デスクトップ(すべてのデータは企業ネットワーク内に保持され、ネットワーク外のPCにデータが保存されない環境。自分の使うPC=クライアントが全くデータを持っていないので、thin client=薄いクライアントという意味です)とか、まぁ私も仕事柄ITにタッチしてなかったら何のことやらな話ですけど、家庭用インターネット回線や公衆無線wifiなんぞで代用できるほど甘くないのです。ノマドはビジュアルがイケててもセキュリティ的に極めてダサい光景なのです。あいつら見てたらこっちが恥ずかしくなる。

 

まもなく大都市圏を中心に人の流れがほぼ遮断される事態が訪れるでしょう。恥ずべき生も矜恃ある死も御免被りたい私は、必要なものを必要な量だけ買って災禍が通り過ぎるのを根気強く待ちたいと思います。それでダメだったなら仕方ない。