working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

コロナとネット

※表現が雑だなぁと思われる部分を加筆修正しました。(2021年8月)

 

毎日ムラムラもんもんしてる皆様こんばんは。

 

政治も人民も経済も、インターネットの情報に翻弄されているという記事が4月6日付日経朝刊に出ました。gentlyの信頼する情報ソースは日経とNHKしかなく、某大手検索ポータルは新聞と雑誌と便所の落書きが入り混じっていることを明示しない(正しくは出処を明示してるんだけど、それがどの程度の信頼度なのかユーザの知性に委ねられている)やり方が気に入らなくて、出された通り等価に受け取ってわざわざ表明するまでもない喜怒哀楽を美しくない日本語に乗せて物申した気分に浸ってるユーザを小馬鹿にしながら暮らしております。

 

中でも私が一等気に入らないのは、この期に及んで、政治家や官僚を槍玉に挙げて溜飲を下げているみっともない人々です。彼等が必死に事案対応しているのは国民のためなんですが、守ってるはずの国民から背中に石を投げられて、どんな気持ちで仕事しているか想像も及ばないのは、人間のくずです。

 

そういったレベルの方々が官僚を無能呼ばわりしているのを見ると、あなた方より数億倍有能なのですよ?と諭してあげたくなります。いかんせん、知識経済ともに低い階級に甘んじている人々の人脈には限界があり、官僚の知り合いや友達なんていないから、鬼や悪魔に匹敵する心無い言葉が出てくるのでしょうね。

 

連日連夜、国民国家のために、冷暖房費も節約させられた設備の整わないおんぼろビルで身を粉にして働いている官僚にエールの一つも送れない彼らのほうこそ、人の皮をかぶった化け物に違いありません。ワイドショー等で耳にタコができるほど聞かされ続けている劣化コピーのような発言をまるで自分が考えたかのように語るさまは、まことに空疎です。

 

そんなに日本国、ひいては日本国を支えている官僚制度が気に入らないならば、筏でもこしらえて、太平洋なり日本海なりを経由して第三国へでも亡命なさるのが最善です。また、政治も経済も門外漢の芸能人の方々に関しても、知名度だけでメディアを占拠して具体的なエビデンスを伴わない無責任な発言を垂れ流すから、このような情けない人々が多数製造されてしまうのです。猛省を促したいですね。

 

まぁこの通りぼーっと鼻くそほじりながらななめ読みしている程度なので大した情報ストレスは感じていないのですが……そうでもないかもしれん。

 

日経記事の話に戻ると、トイレットペーパーがなくなるというデマ自体はほとんど拡散していないのに、デマを打ち消そうとする投稿が激増したことでかえって噂の真偽が疑わしくなったといいます。根も葉もないデマを打ち消す投稿が増える=デマは本当なのではないか?と考える人が増えるという、なんとも始末の悪い話です。

 

SNSの場合、情報発信者の大半が友人知人あるいは有名人なので、情報の真偽に本来関係ないはずの個人的関係や知名度が信頼性を嵩上げするため、万が一偽情報であった場合も「真実」として爆発的に流布しやすいツールと言えます。もちろん発信する側は良かれと思ってやっている場合がほとんどなので、まさか自分が混乱の一端を担いでいるなどとは考えもしません。昔は情報の共有にも細心の注意を払って、本当に広める必要があるのかちゃんと考えて行動する習慣があったはずなのですが、ただ単に「いい情報だから」といって垂れ流すのは「いいものだから」と人に押し売りをかますのと同じ理屈で迷惑でしかありません。浅慮の善意は明白な悪意よりたちが悪いのです。

 

世の人の大半は文明の利器を手に入れて便利になったはずなのに、自ら船底に穴を開けるような使い方しかできていないのが不憫でなりません。人類の知性を試される局面は歴史上幾度もありましたが、ことインターネットと大災害の向き合い方に絞れば東日本大震災以来です。そして加速度的に技術が進歩するなかでデバイスやネットワークが恐ろしく便利になっていく一方、それを使う側の脳みそが追い付かず、いつまでも扱いきれない状況が続いていくのでしょう。その意味で人類は100年、いやもっと前からちっとも進化していないとすら言えると思います。

 

人が正体不明の何かと対峙するとき、対象について知りたいと思うのは当然のことです。しかし勘違いしてはいけないのは、「知りたい」と「知りうる」は同じではない、つまりなんでも調べれば分かるというものではないことです。インターネットは広大な情報網です。いろいろな人が利用しています。そして言い古されたこととして、不特定多数から寄せ集められた情報には虚実が混在しています。私たちは知りたいと思うあまり、真実っぽい何かに飛びつきたがる傾向があり、そうした心理を逆手にとって真実っぽい何かを餌に人々を釣り上げ、偽情報を広めようとする人もいるのです。

 

私はインターネットの利便性を否定する者ではありませんが、5年くらい前から知人友人であっても仕事以外の情報授受に限界を感じていて、特にSNSは会社関係者からつながっていくという不幸な始まり方をしたために、このブログみたいなこと(別に特殊なことを書いているとも思いませんが、多少趣味的ではあると思います)をつらつら書いても誰にも伝わらんのです。単に読解力がないのか興味がないのか確かめたことないけど。

 

なので、率先して物の役に立たない暇つぶし記事ばかり書き続け、あー、誰の関心を引き起こすこともできないのならこれ以上続ける理由はないなと判断して2年前にアカウントを削除しました。こないだ試しに同じ電話番号で再登録したら、当時つながっていた人々が友だち候補に出てきて寒気を覚えました。ザッカーバーグわしの個人情報持っとるやんけこの嘘つき野郎※。

 

※日本の個人情報保護法を厳密に解釈すると、誰と誰が交友関係を持っているという情報は個人情報には当たらない可能性があります(「誰」の個人を特定できてしまう場合は個人情報ですが、Facebookアルゴリズム上、偽名登録の私を名前で認識しているわけではなさそうで、名前情報のない削除アカウント情報のつながりだけを保持している可能性があるため何とも言えません)。EUのGDPRがGAFAの何をターゲットにしているのかまではわかりません。

 

まぁしかしあれですね、新型コロナウィルスの海外呼称は「COVID-19」。中二心をくすぐるカッコよさみたいなのを感じませんか。オタク界隈で擬人化待ったなし。てかあった。バトル漫画風、美少女イラスト風、ゾンビ風……美少女風はこころもちチャイナ服が多いような。そこそこセンスが爆発してます。「COVID-19 擬人化」でGoogle検索してみましょう。

 

海外のPSNフレのIDもしくはニックネームも、最初に大仰な響きの英単語が来て、数字が3桁つくパターンが多いです。鎌池和馬先生の仕事がワールドワイドな証拠なのか。まぁそういうやつに限って、みんGOLプレイ中にちょっとミスするとぎゃーぎゃーわめいて対戦部屋出ていくからマナーもへったくれもあったもんじゃねぇわ。

 

本日、4月7日にも安倍首相から緊急事態宣言が発令される見込みです。当分はゲームの話とアニメの話とコロナの話、まぜまぜしながらお送りしたいと思います。

 

みんな、死ぬんじゃないよ。