皆様こんにちは。前回の続きを書くにあたり、記事内でご紹介しているアイテムはゲーム内で展開されるイベント等で一定数手に入れることができます。
したがいまして、アイテムを駆使して渡り歩いているプレイヤーが必ずしも課金中毒者の変態ロリコン犯罪者予備軍というわけではありませんので、その点は誤解されませんようお願いします。
「愉快犯」の話に入りかけたところでした。その前に、通常のアクセスの場合は攻撃力と守備力の照合が行われたあと、守備側がリンクを防衛すると守備力が減りますので、回復するアイテム「バッテリー」があります。
これを使うことで攻撃を受けた分の損失を回復し、次の攻撃に備えることができるのですね。
キャラクター=車両の損耗?破損?に対して電力を供給することで回復するというのはいまいちイメージしづらいのですが、あまり深く考えてはいけない。
補足として、リンク防衛に失敗したキャラクターは守備力0となってリンクが解除された後、自動で行われる「再起動」によって守備力がフル回復します。艦船が大破したらドックで修理が必要なのに、車両は奇跡的に自動回復するメカニズムについても深く考えてはいけない。
ところが、「フットバース」(通称「足湯」)は守備力の状態がどうあれ、守備側はリンクを強制解除されます。アイテム名の由来は確認するまでもなく「吹っ飛ばす」です。
これを通常のアクセスで使うだけでもフットバされた側は釈然としない気持ちが残るのですが、レーダーが組み合わされることでそのプレイヤーが通過した周辺駅のリンクがすべて奪われます。ぺんぺん草も生えない真空の寡占状態が出現するのです。
これを私は「愉快犯」と呼んでいます(ネットコミュニティに深入りしていないので、よりメジャーな別の呼び方があるかもしれません)。
このフットバースのチート性ゆえに、プレイヤーの間では
理由なきフットバース行使は控えるべし。
という不文律がなんとなく共有され、万が一行使された場合には報復としてフットバすことがなんとなく容認される、
目には目を
歯には歯を
核には核を
フットバされたらフットバす ←NEW!!
文化がなんとなくあるようです。「愉快犯」は横紙破りだからダメ、ということらしいです。
公式に販売(あるいは配布)されているアイテムなので、それを誰がどう使おうがプレイヤーの自由なんじゃないのと考えるのが普通と思ってましたが、実際フットバされてみると相手のステータスがどうあれマジ○したくなるくらいムカつきますいい気分ではありません。
そこに明確な合意形成のない勝手なルールを標榜し始めるのがいかにも狭量なプレイヤー心理というかなんというか。
運営事務局はおそらく、プレイ期間の長さによって強弱の序列が生まれ、参入が後手になったビギナーの見切りを回避するためにフットバースを提供し、キャラクターの攻撃力が育っていない(詳細は後述します)始めたてのプレイヤーでも簡単にリンクが奪えるように設計したものと思われますが、意図通りに使われているかどうかはよく分かりません。
さて、フットバースがもたらす因縁についてはこれで終わるわけではなく、対抗措置としてのフットバース行使が容認された結果、新しい問題が発生しました。
駅には「仮想ホーム」という考え方が導入されており、一部の過疎駅を除いて複数の仮想ホームが設置されています。つまり1駅に複数のプレイヤーがリンクできるようになっています。
と、いうことは?先にフットバしてきたプレイヤーを意図通りフットバせるとは限らない事態が起こりえます。
さっきまで1番線でリンクしていたマスターが、別のマスターにフットバされれば、再び1番線に報復のフットバースをお見舞いするのが妥当ですよね。
その結果、報復のはずが不幸にも別番線にいる別のマスターをフットバしてしまうことがたびたび発生するようになりました。
これを「誤爆」と呼び、誤爆に対するさらなる報復を容認するかどうかが、プレイヤーの考え方によって異なる状況が生まれました。
……誤爆の連続による報復の連鎖が容易に想像できますね。火のない所に煙は立たぬと申しますが、煙も火もないところから爆弾が投下される地域は世界広しといえども駅メモ!以外にないでしょう。
もっとも、先述した5分間ルール(唯一と言っていい鉄の掟)がありますので、通過駅としてリンクしていたプレイヤーは泣き寝入りするしかないわけですが、なんとレーダー圏外の通過駅の再アクセスを可能にするアイテムも存在します(むろんフットバースとの併用も可能という、怨嗟を煽るだけの仕様としか思えませんが)。
これ以上は単なるアイテム紹介になるので止しましょう。このように、プレイヤー間のすれ違いを生む状況から心を病んでしまったとしか思えないプレイヤーが出現することについても後に詳しく述べます。
……私が駅メモ!をやっている理由のうち最初の2つ+闇の一部についてお話ししました。プレイから得た実感を文字化していますが、ちゃんと面白おかしく書けてますかね。
モバファクさんからお金もらってるどころかこっちが一方的に払い続けてるだけなので、ゲーム自体を面白そうに書く義理も道理もなく、ありのまま思った通りに書けるのは気楽でいいですね。
職業ライターは欲しくもない、信じてもいない何かについて読んだ人の消費意欲を引き出す文章が書ける(というか書かなければならない)んだから大変だ。人に詳しく話したことがないので不安ですが続けます。
チェックインボタンを押すことによって駅へのアクセス結果が直ちに表示され、移動中も在宅中も仕事中も長時間画面に気を取られる必要がないことを前編冒頭のプレイ理由に挙げました。
今はクリスマスイベントという名のデスロードの真最中で、駅にアクセスするたびに順位とは別のポイントが付与され、その到達ポイントごとにアイテムが支給されます。
競技要素がないので他のプレイヤーと取り合いにならないのは救いとはいえ、今年はご承知の通り新型コロナウイルスの蔓延により、アプリ本来の目的であるお出かけを促進することが難しい状況を踏まえて、移動距離に応じてポイントが加算されるのではなく、同一駅にとどまってアクセスし続けることでポイント上昇カーブ(250ポイント上限)が維持されたまま加算される方式に改められました(移動すると加算ポイントが減ります)。
つまり5分おきにポチポチしないとポイントが入らない。V8を讃えられない。
しかし、時間があるとついつい見てしまうのが「車両編成」と「車両基地」です。
車両編成とは、手持ちの中からどのキャラクターを出場させるかを選択するモードです。ぱっと見でお分かりのとおり美少女しかいません。
この子たちは動力源は異なれど車両を擬人化したもので、ゲーム内で「でんこ」と呼ばれます(以後の呼称はでんこに統一します)。そして「車両基地」は、手持ちのでんこのステータスを細かに閲覧できるモードです。
そしてこの「でんこ」こそが駅メモ!最大のセールスポイントであり、利益センターであり、ブラックホールなのですが、今回もずいぶん長くなりましたので次回に続きます。次で終われるだろうか。