皆様こんにちは。隠してたわけではないんですけど、先月の連休前にPS5がやってきました。
転売屋は悪ではないが全員冬の道頓堀川に突き落としてやると書いたあの日からすでに1年半。世界がコロナの闇に覆われ、半導体生産工場のパフォーマンスが下がり、その一方でテレワーク等オフィスにとらわれない働き方とともにデジタルデバイスが普及する、供給が滞りがちなのに需要が激増したことで世界的な半導体不足に陥りましたので、当時と変わらずPS5の国内供給は不安定です。
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SIEがあえて国内流通を絞っている、北米市場への出荷を優先しているとの話もありますがそれはともかく、生産体制が安定したら買おう、いつか手に入るだろうとぼんやりしてたらそのいつかは突然やってきました。それは会社の先輩からのメール。
「購入権当たったけど、買う?」
「ちょっとお時間いただいてよろしいですか」
「今日中にたのんますわ」
春アニメ見るのが忙しくて決算期間中はゲームどころではなかったし、PS5を手に入れるための努力を何一つしてなかったので、全然ピンと来てません。こんな時こそ諸方で活躍している頼れるメンバーに意見聴取です。
「なかなか当たるものではないのでは」
「とりあえず買いでは」
「いつ買うの?今でしょ!」
「オタクは迷ったときしんどい方を選ぶんだよ」
まぁ、ひとのカネだしな!すでに一度当選したメンバーのご意見では「友人が欲しいと言ってるので引き続き抽選応募してるけどかれこれ半年当たらない」のだそうで、PS5でやりたいゲームなんてそうそう思い浮かばないけど、こんな機会はそうそうないのだろう、そうそうそうそう……と自分を納得させる暗示をかけながら
「買います」
「わかった」
ディスクドライブ付きの箱入りPS5の重量は約7キロ。外箱はMacの大型ディスプレイ並みです。要するにデカくて重くて運びにくい。先輩のおうちは事務所から凄く遠いので、定価でいいと言われたものの諸々の運搬コストが気になり過ぎて定価に色つけてお渡ししました。
先輩「エコバッグに入るやろと思ってたのに、なめてたわ」
アウトドア用品のコールマンでもそうそう見かけることのない巨大な袋を職場で受け取った私は運搬開始直後、車道に向かって手を上げました。翌日二の腕に筋肉痛が残りました。
今のところPS5の演算能力が最大限発揮されているのは零~濡鴉ノ巫女~のヒロイン・不来方夕莉ちゃんに青いセパレート水着の上から白いTシャツ着せたときの濡れスケ具合だけです。
霊に襲われると濡れるってどんなエロゲーだよ!って思ったあなたは零を知らない人ですね?いっぺんやってみ?ひたひた濡れるどころかびちょびちょ漏らすレベルの恐怖感を是非味わっていただきたい。種田梨沙さん演じる夕莉ちゃんの見た目はとても繊細なのに、毎度ひとりで山奥の自殺の名所へ人探しに出かける肝の据わった女の子です。建物の足下に水溜まってるとことか私なら歩くのも嫌ですけど彼女はずんずん進みます、Tシャツ水着で。
……ゲームの紹介が遅くなりました。零は2001年に1作目がPS2でリリースされ、途中に何作かあったものの、任天堂系ハードにお引越ししたためプレイ機会に恵まれず、2014年リリースの濡鴉ノ巫女が2021年にリマスタされてようやくPSに戻ってきた、というところです。私は1作目と2作目(副題は紅い蝶)以来です。
1作目の当時大学生だった私はひとりでプレイできませんでしたので、師匠その他のメンバーとワーキャー言いながら遊んでました。なんで女性の目をあんな道具でつぶすかな。2作目はあまりに怖くてちんたらやってたらプレイ時間が長すぎてヒロインの双子の姉が副題通りの紅い蝶になって黄泉の国へ旅立ってゆきました。あれは悲しかったな。意識のない蝶を追いかける妹の顔が忘れられない。その後のシリーズでもだいたい女性の受難がテーマになっててつらい。可愛い子や綺麗な人があんな目に遭うのは閻魔あいちゃんだけで十分だ。
……そんな物語の残虐性を加味してもゲームとしてよく出来ていると思うのは独特の戦闘システムです。
襲い掛かってくる霊をぎりぎりまで引きつけて、特殊なカメラで撮影することで退治するコンセプト考えた人は何がきっかけで思いついたんでしょうね。プレイヤーは霊接近のタイミングを見計らうためにファインダー越しに霊を凝視しなければなりません。引きつけた分だけ霊のお顔がよく見える寸法です。霊には実体がありませんので、狭い通路で出くわしたりすると壁を抜けて突進されたりします。また霊は戦闘機会の都度1体ずつ律義に現れるとは限らず、団体さんが多方面から襲い掛かって来ることもあります。序盤ではかけっこする子供の霊が出たりしますが、動きが異常に速い大人の霊もいてシャッターを切るのが間に合わないこともしばしばです。夢に見そう。この繰り返しで獲得したポイントを使ってカメラやレンズを強化できたりキャラクターの衣装チェンジできたりするんですが私はカメラ強化そっちのけでTシャツ水着を求めました。こういう要素がないとやってられないくらい怖い。
リマスタは大したもので、私の場合前機種がPS4Proで性能的にびっくりするほどの違いはないだろうと思ってたら大違いでした。キャラクターがパキッと鮮明になっている。あと水表現がPS4Proよりもみずみずしい。ほんまに濡れてるような質感表現力です。あと、そんなにはっきり見えなくていい霊の皆さんの表情がとても豊かになりました。濡鴉ノ巫女はPS5を念頭にアップコンバートされたとはいえここまで表現力が進化するのかと驚きました。
あとはそうですね……BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣を長いこと熟成させてたんですけど、動きが滑らかになりました。ガストの美少女ゲーム、アトリエシリーズとかあんまりちゃんとやったことないですけどこれは続けられそう。じゃ寝かすなよ。newみんなのGOLFは読み込み速度が半分以下になりましたが画面の質感が大幅に変わった感じはしません。戦場のヴァルキュリア4なんてギザギザした動きの方がそれっぽかったのにつるつる滑らかに動きます。LoveR(ラヴアール)も掘り出してきて小5女児を食事に誘う事案を発生させたりしたところ、やはり以前のギザギザした動きは消えてました。PS4のゲームがブーストされるってこういうことだったんですね。
それにしても女の子出てくるゲーム多いな。宿題も多いな。