working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

際限ない、法倫理もない

皆様こんにちは。前回記事では身銭を切って駅メモ課金沼にアプローチしてみました。この記事のために費やしたお金のことを思うと4,000字オーバーでも足りません。

駅メモが民間事業会社のサービスである以上、課金システムによって収益の増大を図ることは決しておかしなことでも悪いことでもありません。

しかし、その遊び方を誤るユーザーは常にいます。過大な課金によって経済的破綻をきたす人の話なんて珍しくもありません。

そしてそれは事業会社の責任ではなく、ユーザーがもっと賢くならないと永遠に解決しない問題です。子供を甘やかすのと同じように、消費者を過保護にするといつまでたっても消費者は賢くなりません。口で言って聞かせても分からなければぶん殴って理解させるしかないように、具体的な痛みを伴わないと理解できない人もいるのです。そう、私のようにな!

今回は駅メモに限らず、あらゆるソーシャルゲームに言えることと思われますので、プレイヤー呼称はすべて「ユーザー」に統一し、メンタリティの問題を扱いたいと思います。

 

ソーシャルゲームのユーザーがお金の使い方以外にもうひとつ賢くあらねばならないのはゲーム内の他のユーザーとの関係性です。駅メモで遊んでいると、たまにこのようなユーザーと遭遇することがあります。



 

「変更が制限されています」

 

すべてのユーザーに表示されるこの一文の重みは凄まじいものがあり、コメント欄にこれが表示されてしまったユーザーはゲーム内で自由な発言が何らかの理由で禁止されていることを表します。

この処分には期限があるのか。どうやら無期限のようです。以前存在したチャットアプリ「lobi」内の駅メモスレッドで言い訳じみた弁明に終始している人がいました。

利用規約の解釈を行うのはユーザーであっても、運用を行うのはユーザーではないという肝心な視点が抜けてることに気づいてないのは非常に痛々しかったです。

その根拠となる利用規約ガイドライン的に紹介する公式ブログ記事も参照しましょう。「警告」「一部機能の制限」「アカウント凍結」と段階を踏むようで、変更制限は2番目に重い処分です。

https://www.tumblr.com/ekimemo-blog/130799953959/warning-rules

blog.ekimemo.com

 

利用規約を読むまでもなく、他のユーザーを不快にさせる言動が何らかの処分の対象になることは想像できると思います。

それよりも怖いのは、駅メモ!のプレイによって感情が制御できないほど激高してしまい、暴言だったり中傷だったり、乱暴な手段でその怒りを表すユーザーのありようです。

平和に遊んでいるユーザー離れを起こさないためにも運営がこのような処置をとるのは当然ですし、そういったプレイヤーに対して究極的に退場を促すことも必要と思います。

 

ここから私の問題意識は2つに分かれます。

 

①なぜそんなことが起きるのか。
②なぜそうなってまで続けるのか。

 

1つめは色々なことが考えられます。不正行為は言うまでもありませんが、ユーザーの中には育成強化の進んだでんこを多数揃えて、新たにプレイを始めたユーザーのみならず、それなりの経験者をも寄せ付けない人たちがいます。

その一部を構成している「害悪」と呼ばれるユーザーについては以前言及しました。ゲームに生活を支配された異端たちとまともにやり合おうとすると、こちらの心が冒されます。彼らとは距離を取るのが正解です。

working-report2.hatenablog.com

上記リンクにも書いた私考案の害悪判定チェックリストを再掲します。

 

①地元一帯で四六時中リンク
②秒でリンクを奪還しに来る
③リンク落とすとスキル全開
④フットバースを躊躇しない
⑤先頭車両はだいたいふみか
⑥レベル100が複数いる編成
⑦無属性でんこのレベルが80
⑧ランキングはだいたい3桁
⑨コメント制限がついている
⑩メシ中もトイレ中も駅メモ

 

先のぼかしを入れたユーザーは外から見える範囲で2つ該当(⑤と⑨)し、少なくともレベル92以上のでんこが3体います。

なんでわかるのか説明しだすとキリがないので割愛しますが、それにしたかて駅メモの長期ユーザーはららちゃん好きやなぁ。なんか理由あんのか。日中のダメージ軽減スキルは重宝するけど、垂れ目で優しそうとか関西訛りとか色々要因ありそう。

豊崎愛生ボイスで再生されるイメージ

あとは自己診断の世界ですけど、4つ当てはまったら当確です。私ですか?私はこの上なくクリーンでジェントルなので該当なしに決まってるじゃないですか。

害悪自身もさることながら、害悪たちとエンカウントし、その無秩序とも思える振る舞いに過剰な敵意を剥き出しにしたり、冷静を失ったりしてはいけません。

ゲーム世界では運営という名の番人がユーザーの行動を常時監視しています。害悪はゲーム上の不正行為を働いているわけではないので看過されても、それへの苛立ちや怒りをテキスト化すると1発アウトです。

ただ間違えてはいけないのは、強いからと言ってそのユーザーが害悪とは限らないことです。移動を重ねる、アイテムを使うなど正当な手順によって、でんこを育成強化した結果そのランクにいるユーザーは単なる強敵であって害悪ではありません。

もっとも私の経験上、強敵だろうと害悪だろうと駅メモの上位ランカーは言葉とプレイの端々に人を苛立たせる何かを宿しているのは間違いないと思いますけどね。みそくそいっしょでいいかもしれん。

 

2つめの問いは「私は公式に危険人物判定されたでござる〜!」と首から大きな札をぶら下げて歩いているに等しいのに、なんで続けていられるのか?ということです。いくら匿名、ハンドルネームとはいえ、普通の感性を持っていれば、変更制限状態はこの上なく恥ずかしいステータスですよ。

そんなになってもソーシャルゲームをやめない(もしくはやめられない)理由として考えられるのは以下の3類型です。

 

①俺は悪くない系
②自己陶酔系
③社会不適合系

 

①は開き直りです。不作法なプレイに対する正当な怒りを表現しただけで危険人物扱いされるなんて心外だ!とでも思っているのでしょう。

違うから。運営が定めた利用規約に違反したのはあんただから。正義感やら倫理観やらに基づくクレームだろうがなんだろうが、運営がクロ判定すれば違反だから。

害悪のプレイは規約上制限されていないから。このタイプは自分に非はないと思い込んでいる時点で害悪一歩手前、あるいは手遅れかもしれません。

 

②は多大な課金によって強化した挙句、自らの問題行動を制しきれないくせに全能感に陶酔している危ないユーザーです。

この手のユーザーはアイテムを駆使して他のユーザーを蹂躙しながらも、自分と同じプレイスタイルのユーザーに対して強烈な嫌悪感を抱きます。「自分のチェックインはきれいなチェックイン、他人のチェックインはクソ」みたいな認識ですね。

典型的な害悪気質なのでランキングとポイント以外何の関心もありません。コメント制限なんて屁とも思ってないでしょう。ただ暴れたい、ポイントが欲しい、ランクを上げたい、それだけです。

 

③は問題の本質が根深いところにあります。

ソーシャルゲームがソーシャルと呼ばれる理由は、ゲームフィールドに社会性(未熟か成熟かを問わない)があり、なんらかの秩序や序列があり、それへの評価や自己承認欲求によって成り立っているからです。

すべてのユーザーにランキングが表示されるので、ゲーム内のステータスは伝わりますが、現実世界でどのように振舞っているかは一切見えません。

そんなユーザーにコメント制限が課される場合、ゲームあるいは実社会で鬱積した不満の吐け口になっていることがほとんどです。

かつての巨大掲示板のように、誰にも受け入れられない独善的な主張をテキスト化することでイライラを解消している(してるのかな?)のです。ソーシャルゲームでありながら、根幹の社会性=ソーシャリティがないのです。

なぜ社会性が欠如しているのかは分かりません。ゲーム(あるいは実社会)の現秩序に対して物申したい、あるいはゲーム、実社会のいずれにも課金できないほどの貧困、家庭不和、いじめ、それらによって形成される心的疲労、ストレス、理由は大小色々考えられると思います。

社会性のないユーザーがソーシャルゲーム運営の公式から爪はじきされながらも住人にならざるを得ないのは、そこしか居場所がないからです。私はそれを憐れみます。ゲーム以外に生きる望みがないのはとても辛いことです。

 

つらつらと駅メモに見られる一部ユーザーの問題から、ソーシャルゲーム全体に通じるメンタリティの問題に言及しました。

ところで今夜はクリスマスイブですね。皆様ご予定はお決まりですか。私ですか。私は家で零〜濡鴉ノ巫女クリアまで頑張ります。

そらさんは気品溢れるサンタコス