working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

青森の記憶

皆様こんにちは。アニメは寝ても覚めてもプリキュアのことしか考えられないので、たまには駅メモの話もしましょう。お出かけもしてないのに話すことなんて高が知れてるんですけど、ちょっとウキウキすることもありましたので思い出話とともに書いておきます。

きれいな色合わせ

青森せいらん(以下、せいらんちゃん)をようやく引き当てました。出発進行(ゲーム内デビュー)が昨年9月ですからずいぶん遅いお迎えです。当時のピックアップガチャで見かけて以降ずっと気になってましてね。なんででしょう。青いからかな。

ちゃんと手入れすれば美しいだろうもっさもさの金髪と、すらっと伸びた手足と、シベリアンハスキーのような青い瞳と黒い瞳孔は型月のジュリアス・シーザーガイウス・ユリウス・カエサル)を彷彿とさせます。そういえばあの子も青基調です。

 

師匠「ほんと日本人は女体化好きだよね」
じぇ「なに言ってんだ、てめぇもだろが」
師匠「歴史に名を残すもんじゃないね!」
じぇ「それだけは絶対にないと断言する」

 

戦国武将だけでは飽き足らず、三国志の英傑たちは爆乳化を免れず、一部は男子のまま学園に押し込められ、温泉地は神様名目で全員女神にされ、艦船に至ってはアメンボみたいな浮き方してストライカーユニットと何が違うのかよく分かりませんでしたし、最近は馬ですか。この流れは最早誰にも止められない。

本来の性別を失わせる美少女化は違和感ありすぎます。そんなんでにわかファンが競馬に流れてきたとしても、元からの競馬ファンがいい顔するはずありません。あの人たちは馬の顔は分からないけど名前聞いたら性別くらいは覚えているので。

駅メモの電車たちもご多分に漏れず全部美少女化してるわけですけれども、無機物が美少女化するのは特に抵抗ありません。フランス語圏では、車も船も乗り物全般が女性名詞じゃないですか。なぜか電車は男性名詞だけど。

なんでも美少女化するもんだから、そりゃ世界からロリコン大国呼ばわりもされますわね。だがそれでいい。かわいいは正義

 

師匠「何がひどいってさ、近代の文豪たちだよ」
じぇ「いかんよなぁ、遺族文句言わないのかな」
師匠「人格改変して悪人にするとか頭おかしい」
じぇ「梶井基次郎の一族は激怒していいと思う」

 

さてせいらんちゃん、引き当てて分かったことがいくつかありまして

お誕生日は3月15日でした

普段とてもキリッとしてるのにお酒大好きなようで、1コマ落ちのようにお酒に吸い寄せられます。青森の子だから仕方ない。奥羽の山から湧き出る水は神の水。東西で微妙に味わいも違うんでしょうね。

過去にいくつかフィルムを引き当てたので着せ替えしてみると、すらっとしたモデル体型だからか何を着せても映えます。

これが、着こなすということか

最新の百花乱舞フィルムのせいらんちゃんはパリコレかと思うほど斬新なデザインです。桔梗柄の群青と、まるでリボンのように結い上げた金の髪と、アクセントを添える桔梗の髪飾りの色合わせは神がかってます。百花乱舞は1回引いて1発で当たって、これしか持ってないんですけどちょっと自分の引きが怖くなっちゃうな。

ほらね

無理矢理時事に結びつけるとウクライナカラー。村上選手の左中間越えサヨナラ安打の打席でニュース速報が流れたときは「やるなぁ」と思いましたけど、大半の国民は「邪魔だ」と思ったんだろうなぁ。国運を左右する首相の行動も、ある意味国運を背負っている村上選手の打席も大変です。

 

……私が青森に心を寄せる理由は、以前お仕事で五所川原を訪問したのがきっかけです。

お世話になった走れメロス

津軽鉄道のストーブ列車で、津軽五所川原駅へ出発進行。

 

電車の中にストーブ

車内は暖かく、車窓からは岩木山を望む広大な津軽平野が見渡せました。雪深いイメージの津軽も、春には桜が咲き誇る美しいところです。途中駅の芦野公園は桜の名所だそうですが、春の訪れはもう少し先でした。ストーブはよく見ると金網が乗ってますね。

黒いダイヤ

ストーブの火種は石炭です。その上の金網では、お願いしたわけでもないのにするめが炙られ始めました。車内に芳香が満ちる前にたまりかねた上司が

「gentlyくん、これを無視するのは業務懈怠ではないだろうか」
「おっしゃる通りかと存じます」

するめくーださいに続いて、車内販売のじょっぱりカップ酒をいただきながら残雪美しい岩木山を眺めてました。こりゃ最高だね。こりゃ最高です。両者とも仕事のことなんか忘れてました。このあと社長インタビューがあるのに。

もう6年前か

社長は背が高く、私がgentlyを名乗るのも恥ずかしくなるほど紳士的な方でした。もとは虎ノ門界隈でバリバリの商社マンで、地元のたっての願いで社長に就任され、津軽鉄道復権のために尽力されている胸熱なお話をお聞きしました。ストーブ列車でお酒飲んできちゃったことを正直にお伝えしたらガッハッハわろてはりました。人間の器が違いすぎる。

さらに社長のお誘いで料亭に案内していただいた私たちは、

お酒がすすむ御膳

じょっぱり、安東水軍、田酒。こりゃせいらんちゃんお酒大好きなわけだ。そして出会ってしまったのが

ばっけ味噌

サメのなめろう

こんなんまいの食べながら飲まないわけないだろう。私どもには過分のおもてなしをいただいて恐縮しきりでした。恐縮しながら酒は遠慮しませんでした。できませんでした。すすむすすむ。ばっけ味噌のばっけとはふきのとうのことです。ふらいんぐうぃっちで登下校の最中に採取して、天ぷらにしてたあれです。まさに春の味。

 

翌日はふらふらと五所川原を観光しました。なんといって立佞武多

勇壮この上ない

青森市弘前市五所川原市でそれぞれ異なる「ねぶた」があるそうで、五所川原立佞武多は「立」と書くだけあって背が高く、全高20メートルを超える圧倒的迫力です。横長いイメージだった「ねぶた」の固定観念が破壊されました。

どうりでデカいわけだ

立佞武多の館の右側がゴゴゴゴゴ……と開いて、先ほどのサイズのが出てくるそうです。他にも吉幾三ミュージアムでキラキラのジャケットを着て記念撮影したり、太宰治「思ひ出」の蔵のおねーさんと仲良くなったり、五所川原は元気なうちにもう一度行きたいところです。希望を言うと、もう少しでいいのでJR五所川原駅発着のダイヤが充実してると嬉しいです。遅れると命取り。

「酒よ」歌って帰ったわ

……長くなりすぎるので簡単にしますが、この後弘前で途中下車して、弘南鉄道の大鰐で地元の人たちが集まる温浴施設に行ったのは良かったものの、爺さんたちが何しゃべってるか本当に分かりませんでした。笑ってるので楽しそうな話してるんだろうなーが限界。弘前の奥地は関西人なら是非体験しておくべきスポットです。

なんとも旅情を誘う駅看板

都会の利便性を痛感するダイヤ

根雪が残る大鰐

大鰐のわに君

そんな弘前を後にして、青森駅に着いたのは夜10時前でした。

なんとなくせいらんちゃんのふいんき

せいらんちゃんのモデル車両は他にあるそうですが、ふいんきは十分伝わります、ふいんきだけ。詳しい話はこちらのブログ記事で詳述されてます。くまさんはすごいな。

stationmemories.blog.jp

モーリーかわいい

この電車に乗って八戸に着いたのは0時前後でした。私の東北旅はこの後も続くのですが、さすがに長くなりすぎましたので続きはいずれお話ししましょう。せいらんちゃんのモデルは青い森鉄道の車両です。それが言いたいためにここまで6年前の写真を駆使して青森の魅力をお伝えしてきました。

 

生きてるうちにもう一度、津軽行きたいなぁ。

素敵な駅でした