皆様こんにちは。今シーズン、京セラドームで2回野球観戦して1勝1敗のバファローズファンの杉本裕太郎推しの会社員です。
1回目の観戦は飲み友達からいただいたスーパーエグゼクティブシートにおひとりさまでした。
この席種は年間購入限定なので滅多なことでは回ってきません。融通してくれた友達は全員都合がつかず、1枚だけあるのでバファローズ大好きな私に下さるという神オファー。ネット裏最上段にあるサッポロスターラウンジでお料理取り放題です。
酒飲みの悪い癖で茶色く染めてしまいました。膝にこれ乗せてビールの写真を撮るのは体勢的に危ないので自粛しました。
まぁ凄い景色だわ。プロ野球をこの距離で見られることはそうそうない。
試合は東晃平が頑張って試合を作ったんですが、身長176mの伊藤大海にねじ伏せられ、郡司裕也の三ゴロを前進守備で捕球した宗佑磨がすかさず返球するも、本塁突入の五十幡亮汰をアウトに出来ず1点もぎ取られて負けました。五十幡速過ぎるやろ。郡司は日ハム行って本当にのびのびプレー出来てるみたいでよかったね。Aマルともども台風の目になっておくれ。今年のハムは侮れない。
オリが負けてもいい席でビール4杯飲んだのでまぁ満足です。
2回目はきのうの西武戦でした。実質、飲み仲間御一行6人による宴会です。B's Club(バファローズのファンクラブ)会員さんのおかげでおひとり負担額は2,100円。
京セラの5階席なんて視線が高すぎてよく見えないと思うでしょう?ところがそうでもないんですよね。むしろ全野手の動きが俯瞰できるので野球好きには分かりやすかったりします。そしてビールがおいしいので私は6杯飲みました。
私の目はボールが追えないくらい弱っているので、打球音と野手の動きからボールの位置を推測します。マーウィン・ゴンザレスがホームラン打った時はビールの売り子さんをガン見してたので見逃しました。ちょうど注いでもらってる最中だったし私は悪くない。売り子さんは言いました。
「お兄さんはユニもタオルもラオウ推しなんですね!私もラオウ好きです!」
こんなおっさんつかまえて「お兄さん」「好きです」て。ラオウ=杉本置いといて売り子さんを好きになってもいい法律とかできないかな。
試合はアンダーソン・エスピノーザの微妙に動く速球で西武打線を7回まで翻弄。8回はダビデ像みたいな宇田川優希が今季初登板でピシャリ。オリ打線は前回ベルーナドームでいいようにやられた武内夏暉から3点も取りました。よくがんばりました。
ただ、両先発とも球数少なく試合はすいすい進み、20時過ぎに9回突入。
はよ終わりそうやから沖縄料理行こうぜ。おうええやん。誰か苦手ちごたっけ。豚足とかはあかんねん。気分ははいさいおじさん。
そんな9回。われらがWHIP王兼クローザー・平野佳寿がおかわり君に豪快な一発を食らい、続く佐藤龍世にはレフト線を破る3塁打、さらに平沼翔太には左中間へ2塁打と長打攻勢の平野劇場が始まりました。
ここまで無失点だった方がどうかしている平野が、1アウトも取れず2点献上。しかも得点圏に平沼。今日の劇場はかなりスパイシー。私達、こんな試合でも楽しくビール飲みながら見てました。いつも通りですよええ。
西川愛也の犠打で平沼は3塁到達。代打ヘスス・アギラーは平野得意のフォークで三振。ようやく2アウトです。しかし逆8時半の男・平野の真骨頂はここから。
更なる代打アップルパンチは四球。そして、金子侑司に同点打を許し、エスピノーザの勝ちを消した時点で「あ、これはひっくり返される」とか考え始めた頃。試合終了を見込んでほとんどいなくなった売り子さんが再出没し始めました。さすが京セラドーム大阪。売り子さんは言いました。
「早く終わりそうだったのに大変ですね!ありがとうございまぁす!」
そんな嬉しそうに言わんでも。おっさんも嬉しそうにビール買ったけども。
3人目の代打・源田壮亮が出てきたときは死んだと思いましたね。というか西武の主力はなんでみんなこぞって代打なの。源田のことなので森友哉の前に落としそう。1分先の未来が見えるようだぜ。あんなあっさり左飛で終わるとは思わなかった。
しかし平野をあそこで代えない中嶋監督は、後々のことまで考えてるんですね。連投したので今日はベンチも外れて休むでしょう。
10回裏の紅林弘太郎サヨナラ打あたりはほぼ全員朦朧としてました。飲み過ぎやな。声だけは出てた。6人で36杯飲んだから仕方ない。
……このようにですね、あんまり勝ち負け関係なく、ビールと酎ハイ飲んで声出して帰るのが私たちの野球観戦です。バファローズが勝つに越したことはないです。でも楽しくお酒が飲めたら目的は果たされます。
外野席で応援団にけしかけられてドンチャカやってたら疲労で死んでしまいます。甲子園みたいにメガホンなんてここ数年持ったことすらありません。あんなん叩いてたらビール飲まれへんやん。
客席の平和な空気、打たれた平野を責めない空気。3連覇した心の余裕も作用しているとはいえ、これは京セラドーム大阪の手放しがたい魅力です。暗黒時代の野次はひどかったからな。岩崎優とか胃に穴空いてるんちゃうかな。最近は女性ファンが激増して、藤井寺に何人かいた変なおっさんはだいぶ減りました。
次回は5月3日の日本ハム戦です。3連戦の頭なので、また176mの伊藤大海にあたりそうな気がします。ひとつ欲を言うなら、杉本の雄姿が見たい。