working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

2021冬アニメ1話概観(後編)

皆様こんにちは。1月が明けました。膨大な時間と大量の紙を消費して会社法上の大会社の予算全体を見るという、今後おそらくないだろう経験をしました。先月の文章を改めて読み返すと、疲労が満ち満ちています。これから6月まで超がつく繁忙期を迎えるそうですが、死んだ時は死にましたのご報告ができないのでお察しください。

 

さて、きのうの会合で入手した情報。

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これが30年前の絵かよと


ふしぎの海のナディア放送30周年記念展@梅田大丸ですってよ奥様。急ですが1億円担いで出かける用事ができました。ナディアについてはいずれ詳しく書きます。私をこちら側に手引きした初めての2次元キャラクターなのですよ。

 

テレビアニメの人気作と呼ばれるラインナップがしっくり来ないというか、言うほどか?と感じ始めて10年くらい経ちました。感性と集中力の摩耗なのか、経験による既視感と退屈なのか、にわかが盛り上がっている様を見て興醒めするのか、いずれにせよ今冬放送の続編はごく一部を除いて見てません。それでも見ようと決めた1話を見終えるのに1か月超かかりました。ほら、年度予算作成とか借入交渉とか人事評定とか色々あったからさ……女でも遊びでも続けられない理由を仕事に押し付ける41歳のアニメ話でよろしければどうぞ。

 

<2021年冬アニメ 1話後の継続判断>
※五十音順。記載なしは視聴予定なし。
※放送情報の見落としもある、かもしれない。

アイドールズ! →継続
IDOLY PRIDE → 終了
WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~ → 終了
裏世界ピクニック → 継続
EX-ARM エクスアーム → 継続
SK∞ エスケーエイト → 終了
エビシー修業日記 → 継続
オルタンシア・サーガ → 終了
俺だけ入れる隠しダンジョン → 継続
怪病医ラムネ → 継続
回復術士のやり直し → 終了
蜘蛛ですが、なにか? → 継続
SSSS.GRIDMAN(再放送) →継続
ゲキドル → 継続
怪物事変 → 継続
刻刻(再放送) → 継続
弱キャラ友崎くん → 終了
SHOW BY ROCK!!STARS!! → 継続
装甲娘戦機 → 終了
宇宙よりも遠い場所(再放送) → 継続
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 → 継続
天地創造デザイン部 → 継続
Dr.STONE(第2期) → 継続
のんのんびより のんすとっぷ → 継続
バック・アロウ → 継続
プレイタの傷 →1話途中で終了
ホリミヤ → 終了
無職転生異世界行ったら本気だす~ → 継続
ゆるキャン△ SEASON2 → 継続
Levius -レビウス- → 継続
ログ・ホライズン 円卓崩壊 → 継続
ワールドウィッチーズ発進しますっ! → 継続
ワンダーエッグ・プライオリティ → 継続

(前期からの継続)
キングスレイド
ヒーリングっどプリキュア

 

続ける/やめるの明確な判断基準は存在しません。見て面白ければ続ける、面白くない、見る必要がないと思えばやめるだけです。見る必要がないというのは、面白いのだろうけれど私はそう思わない確信がある状態です。往々にしてそういう作品がスマッシュヒットを飛ばすのがつらい。前編でいくつかの作品に言及したように、今回も同じ調子でやります。

 

ほとんど期待してなかったのに面白かったのがアイドールズ!です。この先も改善が見込めないEX-ARMのふしぎなおどりCGと比べるのが失礼なくらいちゃんと作られているように見えます。さすがシンエイ動画。毎回飲酒しながらチケットのさばき方を話し合うCGアイドルたちの鬱屈が出ています。4話目の世知辛い歌は腹抱えて笑ったな。

 

ラブライブ!アイドルマスターシリーズで正統派の女性アイドルアニメが一巡した世界で新しいアイドル像を打ち出すにはゾンビランドサガみたいな新機軸か、売れないアイドルの泥臭さに偏るしかないと思ってて、頑張りとか根性試しみたいなしんどい話にしなかったことと、知名度ほぼゼロの声優さん(すみません、私お名前覚えてなくて、あ、亜美ちゃんは覚えてます)の境遇とちょっと似ていることがフックしたのでしょう。

 

刻刻に続いて今回も再放送枠に言及せざるを得ない状況がありまして、最近緊急事態宣言の影響で夜8時閉店を余儀なくされているバーの店長が「よりもいにハマった」というのです。それを聞いたときに、店長が何に惹かれたのかを一瞬で理解しました。初回放送当時、私の薄汚れた両眼で直視できなかった「青春の輝き」という、最も美しい年頃の女子高生が放つ、眩し過ぎるキラキラ。大事を成しえなくても、何かが出来そうな高揚感。私は輝いてなかったけど高揚感には覚えがあります。当時交際してた銀の魔女の手を握ったときとか。腕相撲だったけど。ずっと握ってたくてわざと勝たない的な。キモ過ぎて死ねばいいのに。

 

視聴前の情報を一切入れずに見るようになってから良いことがたくさんありました。先入観を持たずに見られること。見もしないで適当なことほざいてるネットのアホを無視して見終えた人の意見を素直に読み聞きできること。中でもこの2つは今後の視聴行動を決定するうえでとても大きいと思います。最初に触れた情報のせいでガムくずみたいにへばりついてしまうイメージってありますよね。ああいうものに私はなりたくない。

 

それを持たずに見られて本当に良かったのがたとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語です。花守ゆみりさんのロイド君が大変可愛らしく、茅野愛衣さんのネタ回しが気持ちいいくらい早くて勢いがある。ラノベ系の長いタイトルというだけで以前の私なら忌避していたところを救ってもらったのはモヒカン先生でした。私はもうだめだな。何も知らないのに先入観を持ちすぎるんだ。よく考えたらこれ前回も触れたな。同じこと書いてないからまぁいいや。

 

ミルパンセという制作会社をご存じでしょうか。てーきゅうシリーズを作ってた会社です。夜叉の構え。5分以上の視聴に耐えられるのか心配だった蜘蛛ですが、なにか?でクモの体液は苦いことを知りました。エンディングはまんまてーきゅうのノリだな。

 

天地創造デザイン部がめっちゃくちゃ面白いと思うのは私だけではないはずです。立木文彦さんのもっともらしい声でもっともらしい説明の最後に「下請けに出した」は毎回冒頭に流せるクオリティ、加えてクライアントの無茶苦茶な要求と採否しか言わない龍田直樹さんはダーウィンが来た!からのコンバート確定です。ITの二次請け以下に通じる悲哀も少々感じます。榎木淳弥さんに突然下りてくる「天啓です!」も覚えました。

 

富田美憂さんの「まだ、頭、痛むの……?」がエッロ過ぎて不覚にも催してしまった俺だけ入れる隠しダンジョン。キスシーンが何の邪魔も入らず直視できることの幸せを感じました。なんだっけ、情報インターフェースするだけの行為にいちいち謎の光入れてくるCGアニメがあったな。今季のおバカアニメ枠を無職転生と最後まで争うことになるでしょう。エマちゃんの体つきはね、本当にいそうなラインですからいかんですよ、部位が誇張され過ぎないリアルな存在感。アニメでおっきするなんて何が不惑だ馬鹿野郎。

 

言及しなかった=面白くなかったわけではないのです。何かを書くほど印象に残らなかったので今後改めて取り上げるかもしれません。

 

これ以上長くしても読む人が疲れるだけなので、最後にのんのんびより のんすとっぷとDr.STONEゆるキャン△ SEASON2は1話ずつかみしめて鑑賞します。しばらく会ってないコハクちゃん見たら今度こそ画面にチュウしてしまうかもしれない。