working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

総会と、総会のあと

皆様こんにちは。株主総会シーズン真っ盛りですね。私の勤める会社もついこないだ終わったところです。

あれの何が大変かって、株主様の質問対応です。

ほんとになんでもあるな、いらすとや

業界にもよるんでしょうけど、中高年比率が高くなると、どうしても、要領を得ない質問がぽろぽろ出てきます。

持株数の大小にかかわらず等しく株主様ですので、質問を受けた議長(だいたい会社で一番えらい人か、その次にえらい人)はその趣旨をくみとって慇懃な対応をするわけですけれど、回答を準備する事務局は例外なく内心舌打ちしてます。

 

本来、株主総会は議案の採否に関わる質問が多数出て、会社はそれを真摯に受け止めて丁寧に回答する、株主様との高度なコミュニケーションを図る場として、会社法が定めるものです。

ここ十数年の関西のトレンドとして、某セ・リーグ球団の采配に関する質問がニュースになるなど、今年は某劇団の関係でそれどころではなかったものの、イメージが定着しました。本当はあんなもんじゃないんですよ。

私が就職した20数年前から「開かれた総会」というワードが法務系の読み物に頻繁に登場していました。それが実現した、という見方も出来そうですが、経営に関係のない質問が多数飛び出す事態を「開かれた」と呼んでいいのか、質疑のクオリティが下がってるだけじゃないのかと思わなくもないです。

 

で、今日。ITだのDXだの政府は口先だけご立派でもね、法務局は相変わらず紙です。電子化が進んでるのは国税庁くらいですわ。別表の紙多すぎるんで。

総会議事録、取締役会議事録の作成を経て、出席役員全員のハンコをもらって(は?電子回付?ハンコ押さねぇと法務局持っていけねーだろが)、届出書類をシコシコ作って、並行して法人税申告書類のチェックと監督官庁への届出内容確認を進めている最中に、株主様でもある取引先から電話がありました。

 

「先日の総会、ありがとうございました。終えられて一息ついておられる頃かと思いまして、ご挨拶かたがた、毎年恒例の扇子をお持ちしようかなと思いまして」

 

総務と名の付く部署は今が修羅場だよこの野郎。もちろんそんなニュアンスはおくびにも出しません。

 

「ご丁寧にありがとうございます。来週末の午後などはいかがでしょうか」

 

法人変更登記の期限日を過ぎていれば問題なかろうと思い、出来るだけ先延ばししました。

まぁ、大手企業の法人営業担当者の管理部門に対する認識なんて、いくら立派な肩書がついててもこの程度なんですよね。実は総会後が一番忙しいってことを知らない。

 

これからさらに暑くなり、私が内外から受けるストレスも沸点越えの日々が続くと思います。死なないように頑張りましょう。