working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

記者会見の目的について

皆様こんにちは。緑内障が判明して以来どうやら着々と視野欠損が進行しているようで、眼圧を下げる目薬が効いてないようです。特に右目の進行がひどく、左目は1.5以上に矯正できるんですが、視力のバランスを考慮して両目0.5前後に調整しているので、来年の自動車運転免許の更新は難しそうです。

そもそも10年以上運転してませんので、怖くてハンドルが握れません。外食宅配クソ兄ちゃんのビュンビュンチャリも怖ければ、田舎道で動いてるのか止まってるのか生きてるかどうかも怪しい婆さんのヨボヨボチャリも怖い。免許証の返納ついでに運転経歴証明書をもらおうと思って調べてみたら、手数料が1,100円かかるようです。あほらしいなぁ。

www.police.pref.osaka.lg.jp

永久身分証明に使えるらしいマイナカードは現在無料で作成できますが、噂では会員証を作る時に提示しても、番号管理が出来ないか、あるいは本部の指示だか何だかよく分からない理由で店側から断られる場合があるそうです。

そういえば会社でも社会保険料とか年末調整の手続きで従業員の番号管理してますけど、番号が書かれた書類は金庫に入れて厳重管理、私しか閲覧できないようにしてます。親会社様では別室をこしらえたうえ、入室資格を持った人間しか入れず、持ち出しを防ぐため防犯カメラまで設置しました。これ意味あんのかよ高市河野ふざけんなよ余計な手間ばっかり増やしやがってこの野郎。

 

……マイナカードはまた機会を改めるとして、私には生涯縁のないだろう自動車業界の二次流通と修理を担う大手企業の保険金不正受給が明らかになりました。きのう社長が記者会見を開いたのですが、わざわざこんなことを話すために開いたのか?なんのために?と思うほど、記者会見本来の目的が理解できていないように思いました。

www.nikkei.com

不祥事対応として企業が記者会見を開くことは法令等で義務化されていません。企業の任意です。では何のためにやるのか。マスコミ対応を一元化し、不祥事についての必要かつ十分な説明を与えることで、マスコミの個別対応とそれに付随する情報格差をなくすためです。要するに一発逆転サヨナラホームランを狙うために記者会見はあるのです。

謝罪だけならサルでも出来ます。問題はその謝罪について、具体的に何かどう悪かったのか、自他ともに納得感をもって対応できるかどうかなのです。

笑えるほどなんでもあるなぁいらすとや

その前提には、不祥事の原因となった事象、組織、風土、指示系統などを綿密に調べ上げ、論理的に説明できるよう整理し、外部公表しても問題ない、記者に余計な質問をさせないレベルにまで仕上げる準備が必要です。それもごく短時間のうちにです。

……とは言いましたが、これらのことをごく短時間に出来るわけがありませんよね。つまり経営陣は日常的に会社の情報を把握しておく(あるいはすぐに把握できる状態にしておく)ことが必要なわけです。

 

以上の目的と趣旨を踏まえたうえで当該社長の発言を読み解いて採点すると、同情の余地なく0点です。サル以下。

何の根拠もなく組織的関与はなかったと断言し、自分は知らなかったの一点張り。各営業所が独立していて企業統治がなっていないだの、不正にかかわった従業員に強い憤りを覚えるだの、挙句の果てに刑事告訴まで検討するって、まるで自分の会社ではないかのような発言を繰り返しています。

自分の会社なのに、会社で何が起きてるか知らないことがそもそもおかしいのです。ノルマ達成にあえぐ従業員を見放すかのような「刑事告訴」という言葉を深い思慮もなく発言する(のちに撤回する)あたり、経営者どころか人間としても0点です。企業防衛を役割とする広報担当者なら呆れてさじを投げるところです。

 

もしかするとこの記者会見は、顧客や取引先、広く世間に釈明するためではなく、従業員向けの締め付けをアピールするためにやったんじゃないか、余計な告発なんかしたら刑事告訴するぞ?と脅迫しているのではないかと考えています。つくづく恐ろしい会社です。