working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

フィーヴァー&ルミナス

皆様ごぶさたしております。まずはこの空白の1か月以上の間に何があったのかご報告します。また今回はシリーズ記事の途中ですが、私の人生の節目や冠婚葬祭より優先度の高いアイマス新作の話をします。

 

10月初旬は会社の中間決算作業に追われておりました。借入金の長短振替や未払利息、従業員の退職金や賞与の引当、未払の諸税計上等々期末特有の伝票処理が済んだかどうか確認し、全部入ったうえで経理システムから残高試算表を取り出し、それをもとに前期末・対予算比較の損益計算書を作り、期首比較の貸借対照表を作り、借入金残高表を作り、親会社向け決算資料以下略。要するに多忙でした。

それら作業が明けた10月15日はモデルナ2回目接種のため午後から会社を休み、13時前後に接種後ただちに帰宅。死ぬほどきつい副反応が来ることは分かっていたので食べられるうちに食べ、15時過ぎに寝ました。18時過ぎに起きた時点では特に何事もなく、検温結果も正常。なーんだと思ってアフガニスタンソ連軍と戦っているうち気付けば23時。検温正常。余裕余裕。

しかし、日付が変わった前後から頭がぼーっとしてきたことに気づき、再度検温したら来ました37度台。大量のアクエリアスとともにロキソニンを服用していたので、まぁこれ以上にはならんよねと高をくくって潜入任務を続けたところ、時を追うごとに気持ち悪さと寒気で画面を見ていられなくなり、もう1度検温したら38度台。1時間足らずで容体が急変したのでさらにアクエリアスを投入し、入眠前にもう一度検温したら39度台。だめだこれ死んだ。

39度まで体温上昇したのは小学生以来です。熱で寝付けない(熱だけに)せいで夢か幻覚を見ました。尉の能面がふわふわ浮いてこっちに飛んできて、ぶつかる!と思ったら目が覚めて、暑いのに寒い感覚の繰り返し。土曜、日曜の朝は汗だくで、何もする気が起きず、火照った体を持て余してゴロゴロするだけでした。

日曜の夜に熱は下がったものの、月曜、火曜にかけて上昇と下降を繰り返し、両日とも会社を休みました。水曜木曜は熱が引いた後の何とも言えない倦怠感とともに会社で座り切りの状態になり、金曜は朝から凄まじい下痢に見舞われたのでまた会社を休みお医者様へ。

 

医者「なんとなくしんどいが長く続くと鬱になりますよ」
じぇ「それだけはご勘弁を」

 

思い起こせば、月曜の夜はうまいお肉を持ってきてくれた塾の先生とワインすぱすぱ開栓したり、火曜の昼下がりにお坊さまと立ち飲み屋に行ったり、体温が下がると同時にただれた時間を選択的に過ごしていたので当然の報いと言えばそうなんですが、二日酔いとは全然違う、なんかしんどいあの感覚はこりごりですね。ブログ書くどころかゲームすらやる気になりません。

高熱で体力をごっそり持っていかれたこと、日頃の運動不足が祟ったこと、要因は色々あると思います。3回目の接種もまたあの高熱に続く倦怠感と戦わねばならんのでしょうか。世界に未曽有の災厄をもたらし、感染していない人にまでこんな苦痛を強いた中国とWHOには何らかの制裁が必要と考えます。最低でも国家主席と事務総長にしっぺ100回。

 

……そんなワクチン副反応に見舞われる直前の10月14日0時。今年3月に事前入金を終えていたアイドルマスター スターリットシーズンのダウンロードが完了しました。真夜中からプレイし始めると一瞬で朝がやって来るのは目に見えていたので、ダウンロード直後はオープニング映像だけで我慢しました。

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手をクルクルってするとこ好き

突如現れたニューフェイスの歌と踊りがカワイイですね。干物妹!うまるちゃんの中の人、田中あいみさんがこんなヒーリングボイスだったとは知らなかったです。不器用な上野さんのおしっこをろ過した水を飲まされそうになってる田中くんが心の底から拒否する「汚い、本当に汚い」は遥か彼方の記憶になりました。

14日の仕事を終えて帰宅後すぐに始めるかと思いきや、伝統の一戦をビール飲みながら見ておりましてね。8回まで点が入らず、こりゃドローだなと思って寝てたら9回に阪神が3点取って勝ちました。私が見ていないときに阪神は点を取りますので、そうか今後は試合を見なければいいのかと思って観戦ボイコットしてる間にヤクルトが優勝しました。今年は両リーグとも終盤までもつれたいいシーズンでした。矢野監督の采配は謎だらけです。野球界全体で考えると佐藤輝明はもうちょっとちゃんとした球団に預けた方がいいと思います。

 

いよいよプレイスタート。今回も響ちゃんを天空の高みへ押し上げる下僕Pとして、馬車馬のように、ボロ雑巾になるまで、必死のパッチで働こうと思ってました。今回のプレイアブルアイドルは29人います。レジェンド13人の担当も大概だったのに倍以上になりました。ものすごい数です。みんなとてもキラキラしています。手狭すぎる765プロ事務所からとてもいいにおいがしそうです。全員の自己紹介をフルボイスで聞いてるだけで2時間かかりましたが。

ゲーム内の季節は4月に移り、ランドマークタワーやキラキラ観覧車やパシフィコや、横浜っぽい海と風景が見える事務所に移り、いよいよアイドル活動開始だ!と意気込んだ直後、ある事実に気づくのです。毎月、主体的に活動するメンバーが制限されていることに。

 

スターリットシーズンは、ゲームスタイルが前作から大幅に変更されています。

 

・活動メンバーの制約
29人いますよと言っても、各月のストーリー展開に応じて活動するメンバーは否応なく10人程度に絞られます。この10人を集中的にレッスンで鍛え上げ、さらに月末のライブステージに立つ5人を選抜するのです。展開上、活動メンバー全員がステージに立っていることになっているのが何ともつらい。つまり響ちゃん専属のプロデューサーが片手間で他の子の面倒見てますなんてことが出来なくなったのです。

しかしこの制約は結果的にとてもよかったと思います。毎月のレッスンでアイドルの能力値が偏らず、全てのアイドルを輝かせるというP本来の目的、理想に近い姿が再現できるからです。それに今作は相当ストーリー部分にウェートを置いているようで、直接プレイする時間より無操作で眺めている時間の方が圧倒的に長かったりしますから、全員で栄光をつかむんだ的な感情移入の度合いもPによっては高くなるんじゃないでしょうか、Pによっては。

 

・歌唱メンバーの制約
スターリットシーズンはレジェンドの13人、デレマス・ミリマス・シャニマスから5人ずつ、そして業界完全未経験!ではないアイドル1名(さっきの写真の子)の所帯です。それぞれの参加タイトルによって持ち歌があり、29人全員が歌えるナンバーは限られています。まだゲームの序盤なので、私のデータ上全員歌えるのは1曲だけです。この1曲だけだったらどうしよう。

そのため先述した活動メンバーの制約が必要なのだろうと推察するのですが、むかしの曲を新録するにも全員分となるとコストが大変なのでしょうね。すでにレジェンドの一部は今の声と全然違う歌声になってたりするんですがおや、誰か来たようだ。

その結果、一部のアイドルに歌えても他のアイドルに歌えないナンバーが出てきます。このことが影響するのはゲーム本編と並置されているステージフォーユー(S4U)モードです。アイドルユニットや衣装、舞台装置を自由に編成して、自分だけのライブを演出できる大変魅力的なコンテンツなのですが、こちらではメンバー編成に制約がかからないため、歌えない子の声は他の誰かの声が当たることになります。これはソシャゲ系アイマスを完全無視してきた私にはかなりつらいことです。コレ、チガウ……響チャンノ声ジャナイ……嗚咽。

 

じぇ「DLCでどうにかなりませんかね」
モヒ「新曲が出ない限り、声関係はどうにも……」

 

ゲームの基本仕様に関わる問題なので、逆にDLCで後付けなんてことになったら批判が殺到するかもしれません。

 

導師「若い子に水着で歌わせてビール飲むって最高ですよ」
モヒ「まちがいないですね」
じぇ「温泉旅館の浴衣でショー観覧ですわ」

 

・ゲームオーバー概念の復活
私がアイマスをやり始めたワンフォーオール以降、毎年同じ年齢を刻む誕生日を迎え、100年ぐらいの歳月をかけて最強のアイドルを育成するインフィニティな活動が可能でしたが、スターリットシーズンでは毎週末社長から与えられるタスクと、毎月末のライブをクリアしないと次のステージに進むことが出来ず、その時点でゲームオーバーとなる仕組みが導入されました。

そのため、どんなダメPでも毎週末のノルマ達成を意識せざるを得ないよう、事務員さんが毎日毎晩タスクの進捗状況を確認してくれます。たまに真昼間に電話がかかってくることもあります。そしてタスク管理の究極目標である月末ノルマ達成に向けて、毎月初には「事務会」というミーティングが催され、アイマスのピヨちゃん、デレマスのちひろさん、ミリマスの美咲さん、シャニマスのはづきさんに囲まれて目標設定面接を行います。面接しようとしまいと目標自体は固定値で決まっているので、4氏から激励という名の可愛がりを頂戴することになるのですが。

モヒ「恐ろしいゲームですね……毎晩帰り際にタスク確認されるなんて」
じぇ「ちょっとしたPTSD案件になるかもしれません」

 

・1日単位の進行とスケジュールロック
このように、事務のプロフェッショナル4氏による厳格なタスク管理と品質維持が行われるため、その日1日をどう使うか、プロデューサーでありながら自らの意思で予定を組み立てることができない仕様になっています。つまり、決められたスケジュールに沿ってプロデューサーは馬車馬のように、ボロ雑巾になるまで、必死のパッチで働くのです。

 

じぇ「考えようによっては、楽なのでは?」
モヒ「裁量制にするとPの8割は脱落しますね」

 

4月と5月のストーリーを終えて、月末ライブまでの達成状況を見る限りかなり厳しめのライン、チェインコンプリート必須の状況でクリアしているので、スケジュールを裁量制にするとセーブデータの途中からやり直すにしても相当遡ってスケジュールの再編成が必要になるため、このようになったのでしょう。直近の1データしか保存してない人は完全にロックアウトされてしまうでしょうね。

 

じぇ「そんなんで事務会に出たら殺されます」
モヒ「やはり恐ろしいゲームですね……」

 

ちなみにPの裁量で判断出来るのは、レッスン内容と、フリータイムでどのアイドルとコミュニケーションをとるか。こんだけ。

 

モヒ「エロゲーじゃないですか!」
じぇ「プリンセスメーカー思い出すわ」

 

・アイドルの汗表現

じぇ「尊い

モヒ「尊い

導師「尊い

 

ライブの終盤になるとアイドルの動きに合わせて努力の結晶がパァッと飛び散ります。あれは地面に落ちる前に結晶化して宝石になっているに違いありません。

 

……このように、日本全国30億人は下らないであろうアイマスPが熱狂している瞬間が今まさに各地で頻発しているわけです。最近頻発している地震もこの影響かもしれません。このペースでは年間50本の目標に遠く及ばないので頑張ります。