皆様こんにちは。気象庁が熱中症警戒アラートなるものを連日発表しています。
「不用意に外出たら、死ぬよ?」程度の意味なんでしょうね。そんな危険な予感に満ちた土曜日、留め具が壊れてしまったショルダーポーチの修理のために滋賀県高島市へ出かけてきました。かばんって、壊れたらめちゃくちゃ困るじゃないですか。なのでたとえ大阪市街地から100キロ近く離れていても修理に行かねばならないのです。
小学生のころ、夏休みが始まる前に学校から注意書きが配られました。そこには必ず「宿題は朝の涼しい時間に済ませましょう。」て書いてありました。現地着10時前ですけど30度越えです。30年以上前の朝がどんなだったか思い出せません。
最寄りのJR湖西線・安曇川駅はとんでもなくいいお天気でした。それでも大阪中心部と比べると約3度の気温差があります。なんてことはない、ここから1.6キロくらいすっすっと歩けるだろうよ程度の認識でした。
午前10時前後に駅前からスタートして、誰ともすれ違いません。そりゃそうですよ、だってクソ暑いもの。先週の奈良旅もそうでした。途中、地元の消防局の皆さんによる防災イベントが行われていましたが、まだ始まっていないようで会場をただ素通りする不審者になってしまいました。
車道にはそれなりの交通量がありましたが、ドライバーからすると「あんなところに歩行者がいる、バカじゃないのか」くらいに思われたかも知れません。会社の同期1名を巻き添えにしながら、道中楽しげに猥談を繰り広げて暑さから気を逸らしていましたので、やはりドライバーからは「なんだあいつら、ゲイじゃないのか」くらいのことも思われたかも知れません。
途中にあったGENKYで水分補給して、歩くこと約20分。工房・HOSOIFUKUROMONOさんに到着です。
私ごときが取材よろしく写真を撮りまくるのは非礼が過ぎるので、皆様にはこちらのWEBサイトで雰囲気を感じていただきましょう。おしゃれでしょう?これ全部、地場産の頒布で作られてます。
皆様の帆布のイメージってたぶん、いっときお家騒動で分裂してたアレがほとんどじゃないですか。大塚家具じゃないですよ。頑丈で布の質感や手触りはいいんですけど、白しかないので使ってるうちに黒ずんできて、あまり持ち歩きたくなくなるじゃないですか。
そんな帆布がこんなにカラフルで、いろいろなデザインがあって、サイズも質感も異なるアイテムがあるって、ちょっとドキドキしませんか。
店内にはWEBサイトで紹介しきれないほどの商品が展開されています。今回は「それが見たい」というのもあって、ふらふらとまかり越した次第です。しかし、そこに入るには申し訳なさを感じるほど我々は汗みずくでしたので、フェイシャルペーパーで拭き取れるだけ拭き取りました。
さっそく故障者リスト入りしたポーチをお渡しすると、ものの10分ほどで修理が完了しました。実費220円。用件終了。せっかくなので新アイテムも調達しました。
ボックスポーチはきめの粗いタイプと細かいタイプがありましたが、男は黙って粗い方です。スマホバッテリーやらイヤフォンやらUSBケーブルやら降圧剤やら体温計やらの細々としたものを入れるのにちょうどいいサイズでした。
帆布ではなく革ですがお猪口用コースター。うつわ関係は必ず2つ以上買うんですよ。
……女連れ込んでどうにかこうにかとかではなくて、基本こういうアイテムはサシの来客へのもてなしと、同じものを自分も使うことで、対等であることを示すためのものだと思ってますのでね。間違っても最初1つのつもりが色比較してるうちにもう1つ欲しくなったとか本当のことを書いてはいけない。
留め具の修理が完了したショルダーポーチは10年選手です。多少フォルムはよれてきましたが傷んだ形跡がありません。青海波のステッチがイケてるでしょう?最近和テイストのアイテムは少なめだそうで、このポーチは1点ものに近く……ヤベェ特定されちゃう。
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帰りも同じ道を歩いて、安曇川で昼飯を食いたいと言い出した同期(ゲイではない)と駅近くのラーメン店で
水分と塩分を補給しました。味噌ラーメンは夏の食べ物。
……まだ昼過ぎだし元気あるだろうと思ったんですが、さすが熱中症警戒アラートです。昼飯後急にダウナーになりました。同期が寝てる間、私はずっと駅メモやってましたが。
おとめちゃんはヒカルみたいな頭してますけど可愛らしいですね。今回もいい旅でした。