working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

夏のFAN!

皆様こんにちは。多忙から解放され、目が覚めたように更新を続けております。火曜日の夜に扇風機が壊れました。

チャイ長門とのツーショット

「扇風機は壊れるもの」なんて考えたことありますか。数ある家電製品の中で最もデジタル的な何かに縁遠く、ボタンを押せばファンが回転して風を起こすだけの装置ですよ。意図的に破壊でもしない限り壊れるような代物ではないと思ってましたし、現に実家の扇風機は30年以上も壊れずに稼働し続けた超優良健康家電でした。ナショナルブランドの剛性は見事としか言いようがない。

だから、通電しているのにファンが回転しない状況を迎えた火曜日の夜、風呂上がりのすっぽんぽん(リビングに陰毛が落ちると嫌なので密着型ボクサーブリーフを安心してください、はいてますよ)で涼を取ろうとしていた私は大いに狼狽しました。霊障か何かが動作を妨げているのではないか。こんなとき文系人間が推測する最初の原因は大体オカルトです。開けにくいプラ製のカバーを慎重に取り外し、冷静に観察した結果、モーター音がするのにファンが回転しない原因はファン接続部の摩耗による故障であることがわかりました。

平均寿命より4年早いご逝去

この扇風機は数年前の東京単身赴任(赴任する前から単身ですが)のとき、当時居住していた大阪市内のベイサイドで山奥の都会派で田舎風の分譲マンションとの二重生活を強いられることになったせいで両方の家に家電を常備する必要が生じたため、東京の居住先の小さな電器屋さんで3,000円で買った代物でした。一緒に暮らし始めた当初はシンプルで素直なやつだと思っていましたが、稼働状態を示すランプが煌々と点灯するので、寝る時に微風モードにセットして照明を消すと、首振りの扇風機のシルエットが怪獣のように天井に映るので好きになれませんでした。その後タイマーボタンを長押しするとランプが暗くなる機能に気付いた時はやっと友達になれたと思ったんですが、夏場の睡眠時間中のフル稼働がこたえたのかも知れません。

エアコンの節電対策としても重宝しており、1日でも扇風機が不在となると不安でたまりませんので、うちの近所の小さな電器屋さんの大将に相談しました。

じぇ「扇風機って修理できるんですか」
大将「できへんことないけど、いくらで買わはったん」
じぇ「3,000円」
大将「そんなん買い替えなはれ、高こつきまっせ」

多少の自覚はありましたが、扇風機業界で3,000円は安物に分類されるようです。お安く修理できるなら1台買った上でもう1台を風呂場専用にしようとか構想していましたが、世の中は持続可能な社会とか言ってるくせに、経済がそういう仕組みになっていません。結局あの扇風機は修理もされず、家電リサイクル法の名の下に廃棄されるのです。廃棄と修理を比較すると修理の方が高くついて、故障したら結局廃棄→再生サイクルにのせざるを得ない。法理念にものを大切にする思想が欠けている。

 

気を取り直して店頭の扇風機ラインナップを眺めると、2,000円台からの格安品、1万円の普及型、何年か前に一世を風靡したDC扇風機が並んでいます。お値段38,000円。なんにも知らないふりをして大将に質問しました。

じぇ「これだけ段違いですけど何が違うんですか」
大将「風量の調整が細かく変えられるんですわ、そんだけですわ」
じぇ「長持ちするとかではなく」
大将「モーター設計がちゃうんでDCは16年、1万円のは12年ですわ」

とても正直な大将でしたので1万円のを買うことにしました。DC扇風機の良さがいまいちわかりません。あれは大将が1万円の扇風機を売るために置いてるだけなのかも知れません。こういうの経済学でなんとか効果って言いませんでしたっけ。あとで元家電メーカー研究員の飲み仲間と話したところ

「安物はね、ファンの根元がすぐ弱るんですよ」

その通りの原因で故障しました。1万円にして良かったです。早速持ち帰って組み立て開始。

買ってよかったパナソニック

7枚羽だよ!ポリフォニカなら大騒ぎだよ!

本体の台座セット、ファンをはめ込む方法はお値段に関わらずほとんど違いません。本体のファン軸についてる油を拭き取る必要があることを初めて知りました。最後に全面カバーをカチッとはめ込むとき、安物のセットしづらさを思い出して涙はしませんでした。

リモコンって、いるんかな

……やっぱり安物と違って優美な姿をしています。動画をご提供できないのが残念なくらい優雅な動きで首を振ります。平均寿命12年まで持ってくれれば良いのですが、はたして。