working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

Yes!プリキュア5 34話について

皆様こんにちは。このところインプットがプリキュアに偏り、他のアニメをほとんど見てないおじさんです。終末トレインどこへいく?が最終話を迎えるようなので急いで見ます。展望段階の期待に違わぬ良作でした。あまりにオカルトすぎて上司に勧めたら、上司が沼にハマりました。

褐色肌の少女が可愛いアニメはだいたい良作です。ナディア。姫宮アンシー。エイミー。ジャヒー様。チョイ・モチマッヅィ。リリス。そして久賀玲実。嫌いな奴なんて、この世にいるわけがない。

 

師匠「そういやプリキュアにも褐色いたよね」
じぇ「ああソレイユのことかよく知ってるな」
師匠「名前は知らないけどなんで含まないの」
じぇ「この世には知らなくていいこともある」

 

さて、プリキュアシリーズ全話コンプリートプロジェクトが順調に進行中です。

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個別のエピソードに言及することはネタバレを伴うので普段はしないんですが、これだけはさせてください。Yes!プリキュア5の34話は前後のあらすじが分からなくても問題なく見られます、したがって全ての日本人に視聴義務を課したい。義務違反者には生涯下痢が治らない呪いをプレゼント。

だってキュアアクアこと水無月かれんさんが、ハートフルで、バリッバリのギュルッギュルで、めちゃくちゃカッコいいから。

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タイトルは「ミルクを守れ!白馬の騎士かれん」。騎士と言えばキュアスカイ。青の系譜はかれんさんから始まって、ついに主役になりました。私はかれんさん主役のスピンオフが見たい。

ちなみに私はこのエピソードを17年前にリアルタイム視聴してたはずなのに、まったく覚えてませんでした。見てたからこそかれんさんに恋をしたというのに、彼女がどのように活躍してたかすら覚えていない。……これは電脳ハックによる偽りの記憶?

 

かれんさんのおうちはお金持ちなんで、自宅の敷地内に厩舎とか草原とかがあります。かれんさんの両親は音楽家として世界各地を飛び回っているので、とんでもなく広いこの敷地をじいやが一人で管理しています。おまけに一流シェフでもあります。仕事出来すぎやろじいや。

颯爽と馬に乗って登場するかれんさんはイメージ通りのお嬢様です。オリンピック出ててもおかしくないくらい見事な乗りこなし。

 

師匠「なんだやっぱりお嬢様とかお姫様が好きなんじゃん」
じぇ「ラティファ様愛は分かったから一緒にしないでくれ」

 

ともすれば高飛車で高慢に見られがちな彼女が、目の前で倒れた妖精のミルクちゃんをかいがいしく看病する様子は、慈愛に満ちた母のように優しく、気高く、美しい。まさにノーブレス・オブリージュ

 

師匠「かれんさんじゅうごさいって知ってる?」
じぇ「プリキュア見てねぇのに色々出てくるな」

素敵すぎて目をやられそう。高校生どころか、きょうび大学生でもこんなに大人っぽい子はいません。なお、45歳の私から見れば35歳なんてギャルです。

 

セキュリティ万全なはずの水無月家の敷地内に堂々侵入する敵幹部のハデーニャさんとかれんさんの対峙は、西部劇のように風で草がなびく夕暮れです。この演出は意図したんでしょう。普段5人いるところにかれんさん一人なので、その寂寥感、孤独感を表現するには最適です。

馬具を乗っ取ったコワイナーに乗ってかれんさんを痛めつけるハデーニャさんには軽い殺意を覚えながらも、何度倒されて、ボロボロになっても、強い意志で立ち上がるかれんさんの瞳と、前田愛さんの芯を感じさせる声は、後の展開が分かっていても涙が出るほど応援したくなります。

 

師匠「強そうなまゆ毛してるのに弱いんだな」
じぇ「まゆ毛でバトルする訳ではないからな」

 

アクア変身後の姿で、愛馬チャーリーの鞍上から、鬼神の如き形相、裂帛の気合とともに水のスピアーの刺突を繰り出すかれんさんは、さながら蜻蛉切で敵を屠る本多忠勝のようでした。本物の本多忠勝見たことないですけど。あれはダリューン銀仮面卿の重厚な剣戟に匹敵する決闘シーンです。好き。めっちゃ好きかれんさん。

昨年放送されたキボウノチカラ~オトナプリキュア´23~の中で、後にミルキィローズとなる大人のミルクちゃんがお酒で酔っぱらって(妖精も現代日本社会のストレスに蝕まれている)、かれんさんに介抱されながら当時のことを思い出すシーンがあります。それがようやくつながりました。

 

このようにして、私は青キュアのとりこになり、その後誕生する青キュアにかれんさんの幻影を見る不治の病に冒されるのですが、それは過去に語りました。何度も同じリンク貼ってすみません。

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強くて優しくて美しいかれんさんを存分に堪能できるので、このブログを訪れてしまった人は、家に帰ったらYes!プリキュア5の34話を必ず見るのです。ブロガーがいくら一生懸命言葉を費やして語ろうと、百聞は一見に如かずです。

これの使い道は結局なんだろう