working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

奥能登の旅(前編)

皆様こんにちは。前回記事の冒頭で「充実した週末」と書きました。15日に休暇を取って4連休にしたウキウキの初日、能登半島の旅に出かけました。楽しい思い出を2回に分けてまとめておきます。

来年3月の北陸新幹線敦賀延伸で、なぜか関西から金沢へのアクセスが不便になってしまうサンダーバート号に乗って、

金沢からは能登かがり火号に乗り換えて、

 

和倉温泉到着。ちなみにここまで、

 

琥珀色の瞳に吸い込まれそうな七尾こうめちゃんの地元凱旋を祝うつもりでガンガン育成してました。彼女のモデル・花嫁のれん号は見られませんでしたが、可愛らしいデザインの電車です。

www.jr-odekake.net

そんな純和風美少女のこうめちゃんに、お月見とうさぎだからってこんなエッチい格好させて私はとんだ変態マスターです。

バニーこうめちゃんは恥じらう様子とかめちゃくちゃ可愛くって要するに最高なのでいつでもお嫁さんになってくださいお願いします。もしこうめちゃんにボイスがつくならもう能登麻美子さんしかいないんじゃないの。

 

和倉温泉で関東在住の大学同期、当ブログでたびたび登場する師匠と先生がレンタカーでお出迎えしてくれました。直接の顔合わせは師匠が1年ちょっとぶり、先生は……3年ぶりくらい?

能登半島穴水町から先、輪島までの電車がなく(2001年に穴水~輪島間廃線)、最低限の交通インフラたる路線バスも2時間に1本あるかどうかなので移動には車が必須です。さすが師匠だありがとう。その後2日間にわたって運転を強要し続け、立ち寄り先の飲酒スポットをことごとく楽しんでしまった私に罪悪感などあろうはずがありません。

 

さて、着いて早々最初に訪れたのは

飲み友さんが「チャンカレのエルカツ」と呪文のように唱えていた七尾市内のチャンピオンカレー。コインランドリー併設は想像の斜め上でした。

 

言われた通り、Lカツにマヨ、ソーセージまでつけたった。カレーというより、色々なおかずがタテに盛られた定食みたいでした。

現状写真に写っていない、この旅行に誘い出した会社同期の話をむしゃむしゃしながら聞いてたのでうろ覚えですけど、世間でよく知られているゴーゴーカレーは最近出てきたもので、本来の金沢カレーチャンカレなんやでとかなんとか、学生当時は金沢カレーという名前自体なかったとかなんとか、3日オナ禁したらスケベな夢が見られるとかなんとか。

モザイク処理は抜かりなく

じぇ「なんでミニなん」
先生「俺たち少食だから」
師匠「そうそうマヨも別にね」
同期「いやいや金沢カレーはマヨかけんと」
師匠「本当にいいんですって大丈夫ですって」
じぇ「せっかくの機会やしかけたらどうや」
同期「マヨ嫌いなん?」
師匠「いやそういうわけでは」
先生「これで十分だからほんとに」
同期「じゃあはい買ってあげた」
師匠「ありがとうございます!」

 

後から聞くと関東勢は現着して早々、我慢できずに能登島界隈で海鮮丼を食べたそうで……そらチャンカレより海鮮丼行くわな。ちなみに調べたら京都・出町柳の近く、百万遍にもチャンカレのお店ありました。めっちゃ近いやんけ。

chancurry.com

公立校で偏差値66は優秀

腹ごしらえも済んだところで、七尾高校を車内から遠めに撮影しました。中年男性4人が乗ったレンタカーでこれ以上接近したうえスマホカメラカシャカシャやってるとシャレになりません。写っているのは君は放課後インソムニアのモデルになった天文部の観測ドームです。決して女子高校生を盗撮したかったわけではないことをご理解いただけたなら、この話は終了です。

 

同期「万が一逮捕されたら弁護お願いします」
先生「俺は悪くない」
師匠「俺は悪くない」
じぇ「俺は悪くない」

 

次はいよいよ真脇遺跡にまっしぐら。と思いきや、

 

師匠「ちょっと駅に行きたいんだよ」
じぇ「なになに、廃墟探索?」

 

みんな知ってる?のと鉄道の西岸(にしぎし)駅。北陸拠点のP.A.WORKS作品、花咲くいろはの聖地なんですって。駅名が違う?そうですね、本当は西岸駅なんですけど、作中では湯乃鷺駅に名前が変わってたんですよ。駅名看板がそもそも違う?花咲くいろはのためにのと鉄道が思い切って駅名並置しちゃったみたいです。ちなみにもう一つの名前は小牧風駅(おまきかぜのえき)ですって。

あのつぶれかけの旅館の近所に美少女高校生がたくさんいて、師匠の大好きな伊藤かな恵さんが主役でね。私は長いことアニメ見てるけど知らんかったよ!

 

電波系アニメソングとひろがるスカイ!プリキュアのボーカルアルバムを爆音再生しながら真脇遺跡に向かう道中。

こんな看板を見かけたので立ち寄り。ぶどう畑が広がる素晴らしい景観……の写真は撮りませんでしたが、

この旅で唯一、4人がワンフレームに収まる写真でした。このうしろに広大なぶどう畑が続いています。タイマー撮影がいかにヘタクソか図らずも露呈する一枚でもあります。

 

師匠「とりあえずテノワールとか言えばいいんでしょ?」
じぇ「テロワールな」
師匠「現地で土食ってすばらしいテノワールって言いたかったんだけどわかんなかったわ」
じぇ「テロワールな」
師匠「間違えた、マリアージュだ!」
じぇ「土食ってマリアージュはおかしいからな」
師匠「現地人に『お前分かってるな!』て褒められたよ」
じぇ「ワインがではなくギャグやろな」
師匠「神の雫で言ってたじゃない!絵の貴婦人とか話しかけてくるんでしょう?」
じぇ「神の雫ギャグマンガだから」

 

店内は広くて清潔感抜群。というか我々以外に人がいない。お店の人が出てきて、どなたが飲まれますかというので私がいただくことになりまして、運転する師匠を横目に片っ端から試飲しつつ

 

店員「どちらからお越しですか」
じぇ「私とあのバンダナは大阪から、あとの2人は関東からです」
店員「私まだここに勤め始めて2週間で」

 

その割に流暢にワインを勧めてくる可愛らしい店員さんだったので2本買いました。全体的に甘め、軽めですが悪くなかったです。

 

先生「ジュースみたいに飲めちゃうね」
同期「これはおいしい」
じぇ「普段飲んでるのより優しい」
師匠「どう?どんなテノワール?」
じぇ「テロワールな」

 

私の感覚では、国産ワインは値段に見合うおいしさが感じられない、そして安いものは例外なくおいしくないが定説でしたので、ちょっとだけ驚きました。能登ワインはお手頃価格でまぁまぁおいしい。でもやっぱり旧世界とはまだ開きがあるかな……あくまで私の感想です。

 

いよいよ真脇遺跡公園に着いたって頃には16時を回ってました。終日曇りながらやや蒸し暑い能登半島の北、そこには博物館に併設されたポーレポーレ温泉がありました。私達の目的地はストーンヘンジみたいなあれ(環状木柱列というらしい)なのに、駐車場を降りて公園の坂を上っても見当たらない。真脇遺跡公園はめちゃくちゃ広いのです。

夏草や アニオタどもが 夢の跡

文字通り、草生した道なき道を進み、

 

神秘的

ついに見つけました。公園の下のほうにあったの見逃してたんですね。ポーレポーレ温泉のことしか見えてなかった。しかしなんだろうポーレポーレて。

入り放題さわり放題の自由な遺跡です。というか道はあったんですけど、私たちは道に迷い過ぎて草むらを突っ切ってました。半パンから露出してる脚がかゆい。

まずはおっさん同士で君は放課後インソムニアごっこ。伊咲ちゃんと丸太が手つないで告白するんです。ロマンチックですね、現実と違って。

 

あとはUFO呼んだりしてました。UFOは来ませんでした。

……帰りの駐車場までの上り道が非常にきつかったです。主に頭の中に基礎疾患がある師匠と私はぜぇはぁ言いながら歩いてました。

 

先生「2人とも大丈夫なの」
師匠「ここは空気が薄い」
じぇ「水!水下さい水!」

 

日もとっぷり暮れ、アルコールが切れてきた私たちは相当ハイになっていたので、

ツインブリッジのとで車が来ないのをいいことに大はしゃぎしてました。八王子ナンバーで乗りつけてきた女性にナンパしようぜ!とか言ってました。暗かったので本当に女性かどうかわかりませんでしたけど。

 

 

午後から疲労知らずの快進撃を続けた我々の体力もさすがにここまでです。能登島を越えて宿に着くころにはへとへとでした。

 

受付「公式サイトからご予約のお客さまにチャンスです」
じぇ「……へぇ」

 

4つの十面ダイスを振って4個ゾロ目が出たら全員の宿泊代が無料になるという、確率的に何千分の……途方もなく低いだろうチャンスの到来です。疲れてるので早く飯食いたいけどまぁいいやって適当に振ったら

 

受付「うわぁ!お、おめでとうございます!」

 

出目は0が3つ、4が1つ。全ゾロにはならんかったかぁと思って聞いていると

 

受付「おひとり1,500円割引です!すごいですね!初めて見ました!」

 

そんなに低いのかこの確率……聞けば2ゾロはよく出るらしいのですが、4ゾロはおろか3ゾロも出たことがないそうで、私はまた人生のどうでもいい局面で運を使い果たしました。いずれにしても湯快リゾート金波荘はいいお宿でした。

 

初日の旅程だけで大変な文字数を費やしました。2日目の様子は次回おたのしみに。

こうめちゃんもおつかれさまでした