working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

レスラーと響と恋文と

夏は暑いもの冬は寒いもの。5月に1回冷房使った以外は窓ドア全開と扇風機で凌いでいるgentlyです。

 

インターネット経由の誹謗中傷を苦にして自殺したとみられる女子プロレスラーについて、情報収集するでもなくモバイル版Yahooを下へスライドしていくと、いろんなことが書かれています。個別に開いて読みたくなる記事なんて1つもありませんが、もしも死んでしまった彼女が

女子ではなく、
若くもなく、
べっぴんさんでもなかったら、

話題になることなく収束したのだろうと思うと、悲劇性を誇張して犯人を特定したがるネットメディアの下心が透かし見えて吐き気を催します。

 

私がこの件で思うのは、圧倒的な速さで進化する通信技術に対して、国民平均の情報リテラシーと倫理が追いつかない中(そして今後も追いつくことはないでしょう)、「加害」側も「被害」側もおもちゃの使い方を正しく理解していなかったことです。

 

プロレスの世界でもヒールとベビーフェイスを演じるように、テレビ番組の中で嫌われる役割を演じるならば、それへの受け止め方や反応が色々あることを理解しているはずの人がそうじゃなかったというのですから、「ショービジネスとはこういうもの」と同じように行われるべき「インターネットとはこういうもの」、不特定多数の常識外れな連中が跳梁跋扈する場所なんだという啓蒙がおざなりだったのだろう、さぞや辛かっただろうという意味で大変気の毒に思います。

 

彼女が出演していた番組を面白いと思って作る人と見る人がいるのは、別に糾弾されることではありません。テレビ的娯楽が視聴者の反応を下品に煽り続ける演出を多用し、馬鹿正直に反応する知的階層の視聴者なんて昔からたくさんいました。それに対する根強い批判(主に「品格」を強調する保護者団体)も昔からたくさんありました。しかしテレビは今もそうした批判にさらされる番組を作り続けています。

 

何が言いたいか。

下品な番組も、それへの誹謗中傷も、

なくなることなどありえないのです。

国内だけで1億2000万人ぐらいの人間が住んでいて、手のつけようのない馬鹿者が一定量混ざっていることぐらい想像すればわかるでしょう。

 

この認識を抜きにして、番組を終わらせたり、「加害」した側の過失を責め立てたところで、倫理の逸脱を娯楽と勘違いする病的心理がある限り、また同じようなことが起きます。とても簡単なことを知らないために尊い命が犠牲になる。痛ましいことこの上ないです。

 

はいこの話はここまで。

 

誕生日が近いので何かエモいプレゼントを自分に買おうと、我那覇響ちゃんのフィギュアを密林で発注しました。

 

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紹介しましょう 妻の響です

www.amazon.co.jp

 

唯一ついているレビュアーさん云うところの、ゲームタイトルごとのデザインや表情の相違はよくわかりません。「ミリオンの瞳と顔」ってなんだ。正直キモい以外の感想出てこないんだけどあと、箱から出してもいないのに色が濃いとか首の向きが違うとかなんで分かるんだろう。正直キモい以外の感想出てこないんだけど家が暗いとか言ってるけど、ブリスター越しのくぐもった光では見えるものも見えんでしょう。懐中電灯でも当てとるのか。正直キモい以外の感想出てこないんだけど。

 

ただ、可愛いのだけは間違いない。像高24cmか。アルター秋山澪ちゃん学園祭バージョン用に買ったストックのショーケースでは高さが足りないな。ボークスへ買いに行こう。

 

ところで読者様はフィギュアを買いますか?私は大きいのから小さいのまで色々買ってました。10年以上、3LDK・72㎡の分譲マンションに一人で暮らしてた私の心を埋めてくれるのは美少女フィギュアだけでした。物言わぬ、家事もせぬ、そこにいるだけの彼女たちはしかし、いつも微笑んで私を見てくれるのです。この世界にものを言う嫁がいるという事実の方が遥かに恐ろしく感じられたのもその頃でした。

 

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元嫁の一部です まどかとけいおんは今も全員いるな あとは……



あんな広い家、なんで独身のうちに買ってしまったんだろう。リビングにいてもがらんとしてて、心を病んでもおかしくなかった。東京転勤中に売却した結果、購入時より高値で売れてウハウハでしたが、実家以外で10年以上同じところに住み続けた思い出と共に、今住んでいる1LDKへの引越しにあたって大型の家具と大半のフィギュアを処分したのです。ありがとうと言いながら捨てた。

 

そんな次第でフィギュアを買うのは5年以上ぶりです。メンタルですか?もうすっかり元気ですよ!届いたらなんて話しかけようかな。お風呂一緒に……とかまだ早すぎるよな。

 

はい次の話題。

 

じぶんプレゼントと関係なく自粛期間に買い集めた中で最もプレイ回数の多いカードゲームが

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タバコの箱よりやや大きめ程度

「恋文 Love Letter(ラブレター)」です。アークライトのオリジナル版は西洋風のところ、あえて幻冬舎の和テイスト版を求めました。たった17枚のカードの中に宇宙があると言っても過言ではない深い読み合いが発生する良ゲーです。最大プレイヤーは4人、各々手札を1枚持って山から引いて出すだけというシンプルなフローは未プレイ者にも説明が簡単で大変よいです。

 

体験上、このゲームで山札がなくなることはまれです。なくなると互いに手元に残った札の数字を競い合って勝敗を決するのですが、捨て札が増えてくると相手の正体が読みやすくなり、最多枚数を構成する女中の効果、相手の手札を言い当てることによって脱落させることができます。ただし女中の数字は1なので、終盤まで保持していると数字勝負で勝てなくなる可能性もあります。

 

ところで名前は「ラブレター」なのに、プレイしても色恋要素が全く見当たりません。各ターンで相手が何者であるかを読み合い、おそらく恋愛対象であろう姫ですらその存在が明るみになった途端ゲームから脱落します。もしかしてラブレターとは名ばかりで、プレイヤー間で流通しているのであろう果たし状のことではないか。

 

一つの話題で3000字書くのは大変です。今回は話題を3つつなげても2400字程度、調子が上がらずストックを書き繋いだだけになりました。なんか調子悪いな。体を季節に慣らさないといけません。暑い。皆様もご自愛を。