皆様こんにちは。すっかり秋めいてまいりました。中間決算業務が一段落したところでもりもりアニメを見るつもりが、寒暖差のせいか年のせいか、外が暗くなると眠くてたまりません。
<夏アニメ視聴終了>
異世界薬局など
ストレスフリーで視聴後とくに何も残りません。感想を……と思っても「女の子たちが可愛かったです」以外出てきません。こんな時はセカンドオピニオンを取るに限ります。
師匠「小学生の教室で中学生が威張ってるのと同じ」
じぇ「なんで現世で死なせる必要があるんでしょう」
師匠「おっさんのまま異世界行ったら誰も見ないよ」
薬学とか農業とか、多少の専門性を上乗せしてお話を捻り出そうとしているのは分かりますが、異世界が科学未開の時代であることを前提にすればそれはなんでもチートになり神にもなりましょうよ。異世界ジャンルの常識を覆した異世界おじさんは残念ながらコロナのまん延で10月リスタートとなりました。異世界迷宮でハーレムをが残ってますが、考査エラーと紳士の取引60万ナール以外特に言うことがありません。ダンジョンは木とコボルトしかいないのか。
リコリス・リコイル
最近廃業した近所のブックカフェ&バーでサイレント映画をピアノ伴奏つきで見る機会が何度かありまして、メリエスの月世界旅行をたまたま見たのが私の豆知識マウントの源泉になってます。あの顔みたいなのは月って知ってた?目に刺さってるロケットは無声映画のワンシーンなんだよ。そして月の住人は傘でつつくと煙のように消えるのさ。そういえば月人は肉体を持たない魂の成れの果てでした。
映画のオマージュが随所にあって、私の感覚ではロースに次ぐロースのおいしいとこどりでした。しかし、古書店主のセカンドオピニオンは厳しかった。
「物語がスカスカで、ほぼあの子(安済知佳)の演技力だけで話が成立してました」
私は頭のてっぺんから足のつま先までデータベース消費につかっているようです。以前、たきなが殴り返す4話からノってきたと書いたように、千束の心臓の話に動揺してましたけど、終わってみれば周囲数メートルの円満解決。これはつまりシーンの衝撃度合いで独自の物語を見ていた感覚を得ていただけなんでしょう。着地点が見えないドキドキ感が過ぎ去った後の物語の強度、繰り返しの視聴に耐えうる内容だったかと言われると、難しい。
「リコリコは見ても疲れないんですよ。見て疲れる話は脚本が意識してやってるはずなので」
並行して話してたのはメイドインアビスでした。同じ映画趣味と思われるアサウラと倉田英之(すみません敬称略)でも全然違うものかと。面白軽い(おもかるい)も、面白重い(おもおもい)も、ブルゴーニュとボルドーを飲み分けるように、その日の気分と相談しながら選べばいいと思います。なんでもワインに例えて話す奴はクソ野郎と相場が決まっております。顔出しClariSの歌カッコいいですね。あと私はたきな派です。
Liella!のみなさん
いまだかつてラブライブを低レベルと言ってのけた子はおりませんのと、試合終了後のリクエストは甚だ見苦しくてゆたぼん並みの大炎上不可避です。花田十輝先生は留学ポシャらせるの好きだなぁ。東京民から大々的な誹謗中層を浴びるだろうピザみたいな名前の子が加入して次クールはROAD TO V2なのでしょう。そういえば3期生のオーディションが始まりました。EXILEみたいになりそうだな。
Dr.STONE 龍水
もっとコハクちゃんを見たい。コハクちゃんスピンオフでもいいからコハクちゃんだけ見たい。コハクちゃん100億パーセント見たい。船完成せんし石油の場所分からんし、もやもやだけ残して3期を待てと。
<秋アニメ手始め>
アキバ冥途戦争
始まりから終わりまでサトリナのワンマンショーでした。あんな軽やかにステップ踏みながらヘッドショットを決める人を見たことがありません。しかし、時計商人のセカンドオピニオンは厳しかった。
「オープニングの雨の中の襲撃シーンはもっと研究した方がいいですね。深作欣二を真似るならカメラは手持ちでもっとブレさせて、襲撃者の股からのあおりで撮るとか、逃げる時に銃も簡単に捨てるんじゃなく、指が固まって銃把からとれない描写とか、コケてそれでも這いつくばって必死に逃げていくとか、こう…」
たぶんこのオリジナル作品は殺人のリアリティより馬鹿馬鹿しさを志向しているようなので、鉄砲玉メイドの緊迫感まで気が回らなかったのでしょう。なんやねん鉄砲玉メイドて。
後宮の烏
平常運転の私なら確実にスルーですが、飲んだくれてひっくり返って夜中に起き出して見ました。絵的には帽子かぶってるのに前髪がある男子たちに違和感があるくらいで、可愛い妖術使いの烏妃に目が行きます。たぶん途中から虚構推理と区別がつかなくなります。面白いお話だといいな。
今夜遅くからアニメファンの期待を一身に背負っているらしいうる星やつらが始まります。世間がラムちゃんやアーニャに夢中になっている間に、私は隠れた名作を探したいと思います。