working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

iTunesに感じるモヤモヤ

皆様こんにちは。iTunesApple Musicの違いが分かってなかったおじさんです。

先日、iPhoneSE第2世代から第3世代への機種変更とデータ移行を一人でやり遂げたのでちょっと自信がついたところでしたが、iTunesは無理です。あいつの構造が原理的に理解できません。

 

iPhoneユーザはご承知の通り、画面の下にあるホームバーにいる音符。私かわいいでしょ?とでも言いたげにななめってる八分音符です。

いつもお世話になっております

これを私はiTunesだと思ってたんですけど、違いました。本当の名前はミュージックアプリ。iTunesApple Musicの機能を掛け持ちしている存在です。

そんなに聴けるか?

そういや毎度うるさく勧誘してきますわ。「1億曲の音楽をお楽しみください。」って、人間やめさす気か?程度に思ってたんで忘れてました。

iTunesは自身で購入したCD音源からのダウンロード、あるいはiTunes Storeの購入楽曲で構成されるプレイリストが主体で、Apple Musicはサブスクです。

今回話題にしたいのはiTunesプレイリストの同期問題です。

 

……iPhoneしか持ってない読者様にはピンと来ないかもしれないのでご説明します。

同期とは、2台のデバイス間の情報を同じにすること、つまり片方のデバイスが持っていない情報を、もう片方のデバイスが通信によって補完することです。過去と現在と未来の長門有希ちゃんがしおり一枚で情報データベースを共有し今この話はややこしいから別の機会にしましょう。同期不能

私はMacBookを持っているので、たとえばわんだふるぷりきゅあ!後期エンディングテーマ「しあわせえぼりゅ~しょん♡」のCDを外付けドライブからダウンロードしますと、楽曲データはMacBookiTunesに入ります。これをiPhoneiTunesに同期するには、USB接続もしくはWi-Fi経由でMacと通信させます。

support.apple.com

 

ところが、これがすんなりいかない。言語化すると非常に複雑なのですが、うまくいかんのです。

以前まで使っていたiPhone第2世代をUSB接続したときの症状はここに書きました。この時は楽曲の同期自体ができませんでした。次使う人がMacユーザでなければいいけど。

working-report2.hatenablog.com

 

第3世代に機種変更して無限ループは解消し、無事「しあわせえぼりゅ~しょん♡」はiPhoneに同期されましたが、以前から生じていた既存のプレイリストの同期が毎度無茶苦茶になる問題は解決の糸口すら見えない状態です。

 

プレイリストの作成機能はMaciPhoneのいずれにもあり、iTunes storeから楽曲を買うのはiPhoneからなので、じゃんじゃんプレイリストに追加していくことでiPhoneに最新のプレイリストが出来上がります。

今回のように「しあわせえぼりゅ~しょん♡」だけをMacからiPhoneに同期するためにUSB接続すると、iPhoneiTunes Storeで購入した楽曲自体はMacも保持しているのに、なぜかプレイリストから、ある時期以降に購入した楽曲が全部抜け落ちるのです。

詳しく状態を見ると、MacBook側に作った覚えのない、複数の楽曲が抜け落ちたプレイリストが勝手に作成され、さらに同じタイトルでご丁寧に(1)の重複防止の数字がついたプレイリストも勝手に複製され、同じように楽曲が抜け落ち、それら全部がiPhoneに同期されてしまうようです。なにこれ。

それまでちまちま追加してきた楽曲を、再度プレイリストに組み入れる作業が必要になります。両デバイスともOS、ソフトウェアアップデートは最新の状態です。とても面倒。なんにもスマートじゃない。

 

もうひとつ、プレイリスト同期の問題で訳が分からないのが、iTunes Store購入楽曲の一部が同期によって日本語タイトル、アーティスト名を勝手にローマ字表記に変更することです。なにあれ。

Appleのサーバは日本語管理へたくそか。AWSのリージョン管理の不手際か。国内ユーザは日本語で楽曲表示してほしい勢がほとんどだろうがよ。現地発音に準じた欧米向けカスタマイズ仕様なんていらんだろうがよ。

あれのせいで同期がうまくいかない=楽曲の同一性判定に落ちてプレイリストから外している可能性もあります。だとするとユーザ側で対処できる範囲を超えてます。

 

普通、同期とは情報の相互補完であり、複数のデバイスを最新の状態にすることを意味すると思うのですが、楽曲の同期は辛うじて(言語無茶苦茶やけど)できるのに、ことプレイリストの同期に関してはどういう機序で動作しているのか全く分かりません。

なので、最近は極力同期させないようにしています。iTunes store購入楽曲はiCloud経由で自動的にMacBookにも同期されるんですよ。USBでつないだ途端おかしくなるんです。おてあげ~。

考えようによっちゃ、これらの不具合を同期の際に生じる手間としてユーザの意識に植え付けることで、CDではなくiTunes Storeで楽曲購入させるためにわざと不具合を放置している感すらあります。これは公正な競争の阻害じゃないの。公正取引委員会はどう思ってるんですかね。

これ、いい歌よ

とはいえ、savage geniusをきちんとデータ保持してることだけは大いに評価しよう。サブスクにもちゃんとある。見所があってよい。16年前iTunes Store買ったJUST TUNEがiPod touch時代からスマホ4台を経てどさくさに紛れて消えることなく残っているのは極めて珍しいことです。

 

……CDの時代は間もなく終わると言われています。

私のような中年世代は、モノありきでデータを利用する、原本を持っているから安心してデータを利用できる心理が根強くあって、それはAppleのデータセンターを信用しない、ということでもあるのですが、データがないことがこの世にないことになりかねないのを危惧しています。

working-report2.hatenablog.com

CDだって登場当時はデジタルの急先鋒としてカセットテープとレコードをアナログに追いやったものですが、デジタルはこのようにして旧世代の遺物を少しずつ侵食してきた歴史があり、いよいよCDを管理すること自体がアナログ視されるようになるのです。

だったらちゃんと動いてくれやAppleさんよ。

可用性と完全性を担保してくれや。