皆様こんにちは。気づいたら記事数が300を超えてました。ここまで実質5年弱。前身のアメブロでは500以上投稿しましたので、追い越せるように頑張りつつ、クオリティアップにも引き続き努めてまいりますので、辛抱強くお付き合いいただけますと幸いです。
クオリティがどうのこうの書いた直後に耳垢の話をします。
皆様は耳掃除をどれくらいの頻度で、どんな道具を使ってされてますか。私は数年前に外耳炎を発症して以来耳かきを使わなくなり、週に2回程度黒綿棒でかきだして、くっついた耳垢を眺めて「うわぁきっちゃなぁ」いいながらやってます。
ちなみに外耳炎発症から回復までの顛末はこちら。
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ただねぇ。それだけだと、エレベーター乗った時、たまに耳抜きするとザリザリって音がするんです。これは耳垢がこすれてる音だなと。
知ってますか耳抜き。耳側に呼気が抜けるように呼吸することです。熟練者は鼻をつままなくても出来ます。そのうち波紋の呼吸と全集中の呼吸も出来るようになります。嘘です。
耳垢には種類がある。
などという、どうでもいい話を聞いたのは中学校の理科の授業中でした。教科書のエンドウマメとメンデルの絵の隣にちょこっと書いてあるのを、当時の理科オタクの先生が事細かに説明してくれましてね。
「ええか、耳くそはな、生まれつきの遺伝でドライとウェットの2種類あるんや。4人おったら3人ドライ、1人ウェットの比率にほぼ収まる。居酒屋で3人乾きもん頼んどるのに1人だけ冷奴頼むようなもんやな。外人さんは食ってるもんがちゃうからだいたいウェットや。しかもくさいらしい。」
私の耳垢はドライなので勝ち組です。耳の表皮がはがれたみたいなのがボロボロ取れます。なお、人生の重要局面では負け続けてます。
ウェット知らずだった私に「あめ耳」という言葉を教えてくれたのは久良沢凱の耳掃除をする夫人役の井上喜久子さんでした。粘り気のある耳垢なんて想像もつきませんが、別に見たくもないです。
ただ、スーパードライな私の耳のさらに奥のほうには、湿り気を帯びたなにかがあるようなのです。洞窟も奥に行くほどむせかえる湿気がこもってたりしますよね。どうやら綿棒によるケアは限界のようです。
そこで、数年ぶりに耳かきを調達することにしました。
チタン製耳かき900円。チタンって、メガネのフレーム材になってるあのチタニウム合金のことです。東京チタニウム株式会社のWeb サイトを読む限り、世界最強で夢のある金属じゃね?て思いました。
でもね。チタンフレームのメガネは踏むと破断します。この世に絶対などない。
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最初はいつも通り近所のドラッグストアで、成果を目視しやすい黒綿棒だけ買って帰ろうとしたんですが、平積みされた黒綿棒ボックスの上に視線を転じると、手ごろな価格の各種耳かきが揃ってたものですから、迷わずチタンにしました。
……家に帰ってから冷静になりました。耳に金属入れるの、怖くないか?恐る恐る差し込んでみたら、感触は竹とほとんど変わりません。むしろ竹より軽くてちょっとひんやりする程度です。耳鼻科のやや鋭利な感触の耳かきより遥かに柔軟。
奥深く進んでいくと、やはり、ちょっとべたべたしてるんです。表皮にチタンの皿の裏側が当たるとくっついて、耳に水が入ったような聴覚になります。ここを軽く触るだけで痛痒いので、たぶん私の知らない何かの病気でしょう。鼓膜だったりして。昔からずっとこうだし聞こえに異常はないしほっとこう。触らぬ神に祟りなし。
自動車運転免許の巨大試験場で有名な京阪電車古川橋駅前の耳鼻科の先生によると、耳掃除は2週間~1ヵ月に1回で十分、金属製耳かきはあんまりよくないとのことです。
私、2週間もほっといたら黒綿棒を真っ白けにする自信あります。粉っぽいのが大量にとれる。なので最低3日に1回やってます。こういうものは人によって周期が異なるのでしょう。
日経はより過激な主張を展開してました。いくら自浄作用があるとはいえ、1か月もほっといたら、私の耳垢はぱりぱりサクサクのミルフィーユになってしまいます。パン屋さんにそっと置いてもバレないくらいの。置かないですけど。
いずれにしましても、体のケアは意識的に行う必要がある年齢になったのだと自覚させられます。目も歯も耳も、機能停止すると困りますのでね。皆様も適度適切な手入れを心掛けましょう。なんだ、いい話になったな。