working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

全プリキュア展は全人類必須

皆様こんにちは。税効果会計って、仕組みがわかれば簡単に理解できると言いますけど、私には加算減算経ての所得出す段階で毎度ちんぷんかんぷんです。繰越欠損金からいくら充てられて、四半期の繰延税金資産はなんぼですって出すのがひたすら苦痛。税務は税理士に任せ……まで言いかけて、そんなことしたら私の存在意義がなくなってしまうので黙ってます。

労働って素晴らしい。だって、私が全プリキュア展で散財する原資を生み出すのだから。

行ってまいりました南港ATCホール。前回の映画に続いて飲み仲間の奇特なお誘いのおかげです。あまりに楽しくて写真撮影にほぼ例外なく私が写り込むきったなさをご容赦ください。

 

展覧会では800円がお得かどうかに関係なく音声ガイドは必須です。あるのとないのとでは楽しさが1.5倍くらい違います。だってプリキュアプリキュア展覧会をガイドしてくれるんですよ?お願いしない訳ないじゃないですか。

 

係員「どのプリキュアにされますか」
じぇ「ソラちゃんでおねがいします」

関根さんよかったよ

キュアブラックのなぎさちゃん、キュアホワイトのほのかちゃんもいましたがなんの迷いもありません。飲み仲間はましろちゃんでした。

……ここから私たちは入場まで約40分間待たされることになるのですが、音声ガイドのウェルカムメッセージを20回くらい聴きながら、物販コーナーを出口から眺めて「こりゃものすごい混雑だ……」と半分何かを諦め気分になったところにガシャポンコーナーがありましたので、ラバーストラップに300円投じて気合一閃、出てきたのは

意外とかわいい

プニバード族でした。デフォルメ具合というか、デフォルメしなくても十分丸いのと、かばんの色味にぴったりなのでとりあえずすぐつけました。これからよろしくな少年。

会場に入ってすぐに理解しました。この展覧会は何か気合の入り方が違う。

20年分の年表はプリキュアの歴史であると同時に、ニチアサアニメが各種メディアに食い込んでいく様を克明に記していました。聞くところでは視聴率は低落傾向にあるとはいえ、勢揃いすればこの動員力ですから大したものです。

そして20年分のトキメキは伊達じゃございませんでした。全プリキュアの書き下ろしイラスト展示にいきなりメロメロ。私は青キュアを偏愛しているので、当然青キュアに肩入れすることになるのですが

ムーンライトは左下

今回のイラストで一番惚れ込んだのはキュアムーンライトです。遠くから見ても躍動感のあるその構図はデザイナーセンスのなせる業です。

 

仲間「gentlyさん、もう1周しましょう」

 

イラストコーナーだけで40分くらい使いました。私たちとほぼ同時に入場した人たちもなかなか移動しないようで、係の人が「お並びいただく必要はございませーん!」て案内してました。でもね、これはまじまじ見ちゃう。

やっぱりアクアいいよね

著作権の問題をクリアし、撮影を可とするために必ず写真は3点の画像が入るように、という異例の注意もありました………………もちろん私たちは女児たちに大人の手本を示すため、ルールを守りました。当たり前じゃないですか。

これは拡大しただけ

 

たまに壁面に激突してる女児とかいても壁は丈夫でした。女児は泣きませんでした。そう、会場内にはギャン泣きしてる女児がいませんでした。すごいなプリキュアの子守り力。シンメトリーに配置された伝説の戦士たちはまるで曼荼羅のようでした。

 

初っ端からぶちかまされた私たちを待ち受けていた次のコーナーは、各作品ごとに世界観を体現した原画ブースです。この頃にはブログ用に写真撮るのを忘れてました。

こういうのいっぱい撮ってもらった

完全におたのしみモード。まさかキュアブラックと写真撮影できるなんて。何が展示されてるのか事前情報を全く見ずに来たものですから興奮度合いもMAX HEARTです。この後も類似の写真が続きますので割愛します。遺影とかに使われるんだろうか。

場内の案内もちょっとかわいい

女児たちの邪魔にならぬよう、各ブースを舐めるように見回した上、企画書と台本と原画の展示コーナーを見る頃にはテンションと血圧の上がりすぎで若干頭がクラクラしてました。そんな我々を終盤に待ち受けていたのが

プリキュア77人の変身シーンが同時展開し、中央の1画面は音付きで順番に上映するシアタールームです。すごい、すごいぞ全プリキュア展、その名に恥じぬ見事な展示です。滞在時間制限20分。………………もちろん私たちは女児たちに大人の手本を示すため以下略。

じぇ「ルージュから見始めて、誰まで行った?」
仲間「今……スカーレットですね」
じぇ「20分行ってないよな」
仲間「スタートゥインクルまで余裕です」
じぇ「全然大丈夫やろ、20分長いな」

あまりの神々しさに心打たれて、途中から床に正座して見てました。後ろの方にいた同志らしき男性が「ここは神聖な空間だ」と言ってました。私の隣では女児が3人くらい入れ替わりました。たぶん50人くらいの変身見ましたけど、意外と長いですね20分。この変身シーンだけでBlu-ray販売しても売れるんじゃなかろうか。でもそれは、今じゃない。

展示自体の面白さもさることながら、このコーナーの何がよかったかって、女児も、そのパパママも、私たちアニメファンも、全員が一つの画面を見て、変身の壮麗さに「おおお……」と反応する一体感です。そして誰もがルールを守り、誰にも迷惑をかけずに次の人に場所を譲っていく。こんな気持ちのいい展覧会がありますか。

 

そして掉尾を飾るのは、

壮観

プリキュア三十三間堂。ひろがるスカイメンバーを除く全員が第二次形態の観音様です。私たちはゴールしました。極楽往生決定。

 

会場入りが13時40分過ぎ。出てきたのが17時過ぎ。3時間以上も滞在してたのか。最初は2時間もいるこたねぇだろと思ってたのに、これは本当に楽しかったです。プリキュア見てない人もきっと楽しいですよ。

全体を通じて、プリキュアファンのマナーの良さが目立った展覧会でした。事前報道があった物販エリアの大混乱を踏まえると、展示会場内も見るだけで気分の悪い輩がウヨウヨいるんじゃないかと心配していましたが、全て杞憂に終わりました。

懸案の物販エリアは至って静かなものでした。商品スペースは多少混雑していたもののレジの流れはスムースこの上なくニコニコ精算。やはり転売屋は大阪湾におもりつけて沈めるより他ないな。あいつらがいるから物販が荒れる。

飲み仲間と私は合計で5,000円を超えるように買い物をしましたので、ショッパーを1つ入手しました。ショッパーは飲み仲間に差し上げました。帰りのニュートラムでさっそくドアに挟まれてました。

 

それで何を買ったかですが、いずれもブラインドの缶バッジ04〜08年を2個と、マグネット04〜08年と08年〜12年を1個ずつ、あとは選べるステッカー3枚です。

れいかれさあ長女がいない

まぁステッカーは当然青キュアに集中します。アクア売り切れてたので悲しかったです。出てこい転売屋吊るしてやる。ビューティは少し表情が変わったような気がしますけど私の近眼と老眼と緑内障が同時に進行しているのできっと勘違いでしょう。

スペックアップ甚だしい

さっそくスカイをブログと雀魂の専用機と化しているMacに貼りました。20周年イラストのスカイは脳筋のかけらも感じさせないノリノリ美少女です。貼るだけで肩こりが治るオーラを感じます。ジョブズも草葉の陰から泣いて喜んでいることでしょう。こりゃもうスタバでノマドぶっこくしかないですね。男女問わず注目の的。アンジュとビューティも後で貼ろう。

缶バッジのひとつはルージュでした。おにぎりとサンドイッチの違いを教えてくれるのはサニーなのでお間違えのないよう願います。マグネットはブルームとハッピー。主役級じゃないか。満足です。本心を言うと青キュア、ステッカー売り切れてたアクア狙いだったんですけど、時代で区分されるとこういうこともあります。ハズレなどない。誰だハズレなんて書いてる奴は。

なかなかいい

もうひとつはブラック。これは俗に言う大当たりですね!ハズレはないけど当たりはある。プニバードと一緒につけたら、かばんの色味と以下略。

 

楽しい展覧会、楽しい1日はあっという間に終わりました。そして77人にカウントされないエコー、アンフィニ、モフルン、シュプリーム。君たちを忘れない。私たちも、プリキュアだ。