working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

千早と響のすごさを語る

皆様こんにちは。AmazonのCD販売は低単価でも無料配送してくれます。収集欲がかなり後退したとはいえ、アイマス系でちゃんとしたスピーカーで聴きたい場合やAppleストアに落ちてない音源はもっぱらCDです。

 

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クールかつセクシーな千早さん

13年前に発売された「THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 03」。如月千早我那覇響(以後さんをつけますデコ助野郎)のコンビによる、魂を揺さぶるボーカル対決というコンセプトで作られた一枚です。昨日届いて、テレビのスピーカーで聞いてみたところ大変よかったのでだらだらと感想を書かせてください。

窪岡俊之さんのキャラデザをもとに杏仁豆腐さんが描きおろしたジャケットオモテはヘアバンド、アシンメトリなヘアビーズ、首にヘッドフォン、五線譜と音符をあしらったチョーカーをつけ、大胆に胸元を開いたヒップホップスタイルの千早さんです。右手でカムヒアされてるので思わず絵の中に入りたくなります。歌姫感を全面に押し出している現在とはかけ離れた、千早さんの公称スリーサイズを考慮しても相当攻めた服装でめちゃくちゃカッコよい。

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今と全然違うけどこれはこれで可愛い響さん

ジャケットウラは961プロ所属の鼻息の荒い響さん(ものすごく違和感があるので以後響ちゃんにします)です。月をデザインしたチョーカーとイヤリング、ヒモっぽいネックレスとリストバンド、動きやすそうな薄手のベストにヘソ出しのTシャツからのぞく引き締まったくびれ、てっぺんをシンプルにリボンで結んだ毛量豊かを通り越して動物のしっぽのような特徴的なポニーテールの躍動感。やんちゃな子猫略してやん猫のような可愛らしさですねえへへ。

少しずつビジュアルを変えてきたアイマスの長い歴史のなかで2人とも多少の時代を感じさせる表情をしていますが、古い印象はありません。彼女たちはそれぞれの時代に最もヴィヴィッドな16歳で居続けてくれるいっぽうで、彼女たちを演じる中の人は着実に成長していく不思議な感慨があります。大人の落ち着きと高い透明感と変な笑いのツボが同居した千早さんを演じる今井麻美さんも、よく吠える子犬のような、まだ役を掴みきれていない印象を残す響ちゃんを演じる沼倉愛美さん(以後敬意を込めてぬーさんと表記します)も、とにかく若い。初々しい。可愛い。おもはゆい。

 

アイマスのCDをお求めになったことのない方にも伝わるよう書きたいので蛇足的な説明になりますが、アイマスのコンセプトCDは歌とトークが交互に入っています。つまり歌い終わった後にアイドルがお話をするのです。ラジオ番組のようにリスナーに語りかけたり、アイドル同士がストーリー仕立てのやり取りをしたり、パターンは色々あります。

このCDが発売された2009年はPSP用ゲームTHE IDOLM@STER SPが発売され、それと並行して音源も売っていくスタイルが確立した直後でした。機器の性能が飛躍的に向上し、携帯ゲーム機でも人の声が長時間再現できるようになったことで、本来のより美しいサウンドを求めるファンの需要を取り込んだんですね。

そしてここに大事なことがありまして、当時の響ちゃんはプレイアブルキャラクターではなく、千早さんが所属する765プロの同業者、961プロのライバルアイドルでした。要するに敵キャラです。ポジティブで自信過剰気味な彼女がぐぬぬーしている様子は気性の荒い小動物感があって大変キュートなのでご興味に応じて動画検索してみてください。寝る間も忘れて見入ってしまうと思います。響ちゃんはそこから昇格して765プロに転属し、晴れて私のお嫁さんプレイアブルになったわけです。実に感慨深い。

そういえば日高愛ちゃんとか水谷絵里ちゃんとか秋月涼ちゃんとか今どうしてるんだろう。みんなONE FOR ALLで名前だけのちょい役になっちゃったけど、改めて声優さん見たらすごいですね。戸松遥さんと花澤香菜さんと三瓶由布子さんってアニメ1クール作れるほど金かかりそう。

 

……収録曲の話が始まるまで1500字も費やしてしまいました。千早さんの歌声は物語を感じさせます。古代の伝説が始まりそうなイントロから一気にテンポアップするarcadiaのような音楽の方向性は最近あまり聞かないというか、この頃の千早さんはバラードよりもロックを模索していたのかもしれません。ZABADAKをカバーした遠い音楽は千早さんの優しさと可愛らしさが滲み出つつ、リズムに忠実なきっちりした性格も感じます。千早さんに関しては昨年6月に発売されたコンセプトCDでKOKIAをカバーした歌う人を聴いて思わず泣いてしまったくらいなのです。役とはいえ実力ないとできませんよ。今井さんすごいなぁ。

響ちゃんは役と歌のギャップがえげつない。さっきまでキャンキャン吠えまくってた子なのに歌が始まると凄まじくカッコいい。「あなたの遺伝子が、呼んでる。」独白から始まるnext lifeはマシンのように踊り狂いながら歌う響ちゃんが見られるんでしょうね。ライブパフォーマンスも見ましたがあれは惚れる。EARTHをカバーしたis this loveに至っては荒削りながら本家を食う勢いで歌いこなして、推定19歳のぬーさんの可能性が爆発しています。

next lifeは公式動画があったので貼っときます。2011年公開だから単純に11年前?ぬーさんパワフルだなぁ、べっぴんだなぁ。権利者の申し立てがなされていないフルバージョンの違法動画もアップされてますが、ああいうのはよろしくないですね。と言いながら見ちゃうんだけど。真にアイマスを愛するPの皆さんはちゃんと映像商品を買いましょう。アイマス買イマス。

演技のついでに歌えますとかそういうレベルではありません。頭ガクガクするほど魂を揺さぶってくるボーカリストです。一緒にカラオケ行くにはどうしたらいいんだろう。逢坂良太さんのお許しが出たらOKとかそういう話ではないことだけは間違いない。

 

2人で歌うDo-DaiとL・O・B・Mでようやくアイドルらしさが出てきて安心してにやけられます。L・O・B・Mは水瀬伊織ちゃんの歌、つまり釘宮理恵さんにメロメロになるための楽曲というイメージがありましたが、歌う人が変わると(当然ですが)にやけ方も変わりますね。ゲームの方でも再録してくれないかな。最近スターリットシーズンがしんどすぎる。ステージクリアできない。リアルマネーで調達したヤバそうな種ドープしてもそのアイドルが使えない。もしかして詰んだかな。

 

トークパートに関してはネタバレを催すので詳しくは書きませんが、千早さんはともかくこの時の響ちゃんは本当に猛々しいというか荒々しいというか、鼻持ちならない生意気さと野性味が溢れすぎています。苗字に我の一字を戴くだけあって圧が強い。でもそんな響ちゃんも愛しいし演じてるぬーさんも初々しい。今はだいぶおとなしくなったというか、可愛らしくなりましたね。時間をかけてキャラクターを変遷させていったんだなぁと思いますよ。今もときどき出る「うぎゃー!」に当時の名残を感じます。P歴5年程度のキャリアながら、2人の友情の原点を垣間見ました。ONE FOR ALLで千早さんが敵になった時の身震いするような感動を思い出しました。ほんまにええ子たちやでしかし。

 

冒頭の予告通りだらだらと感想を述べました。お付き合いありがとうございました。

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P支持率No. 1なのも納得だ

次はりっちゃんの背中がセクシーなやつ買います。在庫ラスト1枚を買っちゃったの私ですすみません。亜美真美がお人形のように可愛いのが衝撃的です。