working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

OPEDはしっかり聴く派

皆様こんにちは。CokeONのうる星やつらキャンペーンに応募し続けています。

あたらんねんけど

ジョージア製品を自販機で購入して1ポイント、1日1回限定で製品バーコードを読み込んで1ポイントの合計2ポイント、カフェイン中毒症状が出たらさらに何ポイントかたまる計算です。ちなみに今日だけで6ポイントたまりました。胃に穴あく。

狙うのは3ポイントで応募できるステンレス製タンブラーです。30回くらい散発的に応募しましたが一向に当たりません。あと半月あまりでキャンペーンが終了するので、残りの当たりがいくつ偏在しているのか分かりませんが、最終盤までポイントをがっつりためてから応募してみるつもりです。当たったらまたご報告します。

 

現在放送中のうる星やつらはテンちゃん登場の12話まで見ています。私が幼児のときに初めてテンちゃんを見た感想は「なにしとんねんゴロピカドン」でした。

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大昔のテンちゃんの第一印象が良くなかったせいか、リメイク版のテンちゃんもいまいち好きになれません。成人女性に可愛いアピールを駆使して媚びを売り、要求を通そうとする幼体男性。そして同性のあたる君に字面通りのフレンドリーファイアも辞さない強硬姿勢。

テンちゃんはね、女を誑し込もうとか、野郎は全員ぶっ●すとか、そんなことみじんも思ってないのは知ってるんですよ。私の心が汚れているからそう見えるんです。でも好きじゃない。腹立たしい。うらやましい。呪わしい。

 

開始当初はいまいち乗れなかったものの、1クールを過ぎて私にも笑いのツボが見えてきた気がします。乗れなかった理由を自分なりに考えてみたのですが、オープニング(OP)もエンディング(ED)も、いかにも最近のネットデビューの歌い手さんぽくて耳に頭に全然入ってこないんですよ。

これからアニメ見るぞ、テンション上げていこうって思ってるのに、40過ぎのおっさんには難解ななにごとかを聞き取りにくい声でワンワンニャンニャン歌ってるんです。入りが悪いと中身に集中できません。

 

配信ではOPやEDをスキップするかい?と聞かれてしまう歌の時間は、スタッフ・キャスト紹介のためだけにあるのではありません。初見の人には今からどんな作品が始まるのかを手短に伝えるメッセージとして、2回目以降の人には今からこれを見るぞという心理的導入として、あるいは作品が終わってから反芻する余韻として機能します。

アニメーターはOPとEDに相応しい、複数回の鑑賞に堪えうる、歌に合わせた映像を作ります。およそ90秒のために、歌手もアニメーターも一生懸命やってくれているのです。ひろがるスカイ!プリキュアのOPEDは100回繰り返しても味わい深い。

それを飛ばすなんてのは、本の表紙と裏表紙を破いてるようなものでね、言語道断だよ?この風潮はやっぱりあれか、タイパとかいうやつかな。両方足して3分程度も待てない人はカップ麺にお湯入れてすぐ食うんか?と思いますわ。歌の時間は無駄ではないのです。

 

60年前の鉄腕アトムに始まり、最近のアニソンというジャンルが確立してどれくらい経つのか詳しくは知りませんが、先日亡くなった水木一郎さんは子供を相手に歌うことの難しさについて「ごまかしがきかない」としたうえで、すぐ反応に表れるので、真剣に歌っているかどうか簡単にバレる、子供は大人以上に手ごわい趣旨のお話をされていました。アニソンデイズだったかな。

帝王をしてこのように言わしめる子供の耳の恐ろしさ。水木さんの世代から先、アニソン歌手は観衆の聴きたい歌を届けてくれました。それに見合う力量を持った歌手が、正々堂々と観衆の耳と勝負していたように思います。多少懐古趣味入ってるかもですけど。

 

……決してネットの歌い手さんを軽視してるわけじゃないんですけど、なんというのかな、観衆に芸を披露するというよりも、自己実現にウェートを置いている、つまり自分がなりたい歌手になることのほうが大事であって、ファンは後からついてくるみたいな、気に入らん奴はとっとと去れ、とまで言ってるかどうか、でもそう見えちゃうんですよ。「お前らは客じゃない」と言われてるようなモヤモヤした感じです。

んでね、例外なく熱烈なファンがいて、ちょっとでも批判的なコメントをしようものなら即叩きに来る嫌な時代になったものだとしみじみ思います。

 

うる星やつらは4クール放送されます。最初の放送も原作も全部把握してるわけじゃないので、これからどうなっていくのか楽しみです。