working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

あるあるハラハラ

皆様こんにちは。最近の健康診断って、尿検査の結果がすぐ出るんですね。とれたてほやほやのおしっこがなんらかの分析器具にかけられて、蛋白と潜血が下りてますと言われました。皆様これまでありがとうございました。私は尿管結石か腎臓の病で死にます。……いますぐ死ぬわけにはいかないので、週明け泌尿器科に行ってきます。

蛋白はこれまでも何度かありましたけど、潜血は初めてです。日本泌尿器科学会のWEBサイトには私を怖がらせることしか書いてませんでした。血が混じる場合は腎臓か尿管のどちらかになんらかのトラブルが発生している可能性が高いそうです。腎臓は極端に自己回復能力が低いらしく、ほっといても治らない。うわもう怖い。人工透析とか大変。お医者さん行くしかないわ。

ほっといても治らないと言えば虫歯もです。20年ほど前の詰め物がぽろぽろ取れ始めて、現在の私の歯は穴だらけです。早く詰めてもらわないといかん。既にいくつか痛み出してるのでやばいかもしれません。暮れの歯医者は混むなぁ。

 

このようなボロボロの状態でも働いている私が現在抱えている最大のストレス要因は業務外にあります。読んでやってください。

先日、とあるプロジェクトの打ち上げで、社長がグループ企業の若い女子2人に「これからも飲み会続けよか」とかなんとか言いましてね。「お前も入れたるわ」ということで私も引っ張り込まれ、その翌日に社長は日程調整メールを2人に投げてました。どんだけ若い子と飲みたいのもう。プリキュアの話しかしませんよもう。

で、女子2人も候補日を返してきて、返事してないのは私だけとなった時に「お前はよ日程メール返さんかい!」と社長に怒られましてね。ええ、はい、すみませんとその場は流してたんです。私のハラスメントアンテナはギンギンにボッキンボッキンして、ズッコンバッコン警告音まで発してます。

常識的に考えて、本物の社長の誘いを女子2人が無下に断れるわけないじゃないですか。こりゃあきっと建前と本音が大きく分離し始めてるなぁ、このままじゃまた若い有能な人材が流出してしまうなぁと強い危機感を持ったのです。私偉くないですか。

 

これこれこういう悩みがありましてね?と行きつけのバーのマスターに話してみたところ

 

「気にしすぎじゃないですか?」

 

そうかもしれない。私の杞憂ならこれほど喜ばしいこともない。でも全くそんな気がしない。

 

これは伝え方が大変難しくてですね。私が女子2人に直接言いに行くとしましょう。

「社長はああ言ってるけど、嫌なら断っていいからね?」
「いえそんなことはありません!めっちゃ楽しみです!」

2手詰め。私が彼女たちから信頼を勝ち得ている保証はどこにもないわけで、本音を言わない可能性が高いのです。なので恥を忍んで、彼女たちの上司からやんわりと、それとなく伝わるように、私が言っているとわからないように仕向けることにしました。

一通りの事情を聞いた先方の上司は開口一番

 

「それは間違いなく断れないですね」

 

そうですよね!私が女子だったら断れませんもの!今男子ですけど断れませんもの!意図を十分理解してもらったので、あとはお手数をおかけすることになるけれど、あちらの会社さんに任せよう。

理想の宴会とはどんなだろう

私はいいんですよ?社長でも誰でも飲みに行くのは好きなので。でもそこに、本当は気乗りしないけれどカラ元気出して頑張らないといけない女子がいたらかわいそうじゃないですか。女子見たらニコニコして飲んでる社長自身は別に変なことしないと思いますけど、今はそういうのですら世間様が許しません。アルハラパワハラ、セクハラ、モラハラ、ハラスメントとは実行者ではなく被害者が決める概念です。世の中にハラスメントほど恐ろしいものはなし。進退問題に直結します。

 

そんなこんなで裏でコソコソ暗躍しているうちに、社長は私の意向を確認せずに日程を決めてしまいました。女子2人も

 

「社長とgentlyさんのおすすめのお店で飲むの楽しみです!」

 

とか返してくるんだもの。終わった。こうなったら、その場の雰囲気で女子2人が本当はどう思ってるのか、考えずに感じるしかありません。ブルース・リーはいいこと言うなぁ。というか2月は予算作成で死ぬほど忙しいんだよ私。

……これで結果として女子2人が心から楽しんでいるなら私めの御役目は用済みです。そんなこと絶対ないと思うけど。そうじゃなかったら2回目は絶対に差し止めないといけません。そんなことどうやったらできるの。我が社グループのために。どうでもええやんけ。

こんなことしてるからおしっこに血が混じるんだよ、きっと。