working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

サブスクスキスキの病

皆様こんにちは。東映アニメチャンネルを新たにサブスクリプション(以下、サブスク)登録して有頂天のgentlyです。今はGo!プリンセスプリキュアを1日平均3話ずつ見ています。ごきげんよう

……プリキュアおじさんを自称してはいるものの、私はとても中途半端です。意識的に選択して、見ようと腰を据えて見たプリキュアは全体の4分の3弱です。20作で年間50話作られると仮定して1,000話、そのうちのだいたい700話くらいってところでしょう。

量的に十分だろ?な?正気に戻れよ?と言われればそうなのかもしれませんけども、初代、Max Heart、Splash Star、フレッシュは1話も見たことがないのは、おじさんとしていかがなものかと思います。せめてシリーズ全話目を通さないといけません。

あと、途中で投げ出してるハピネスチャージと魔法つかいと、ミルキィローズが出てきたあたりから記憶があやふやなYes!プリキュア5もそのうち補完したいと思ってます。あの5人は設定上全員大食いだったような記憶があるのは何かの勘違いですかね。スマイルは面白すぎるのとキュアビューティがマジビューティなので全話録画保存してます。

西村ちなみさんの優しい声で「あなた、朝ですよ?起きないとイタズラしちゃいますからね?うふふ♥」とか、「今日もお疲れさまです。ゆっくり休んでくださいね、おやすみなさい……chuッ」とか言われてみたいものです。そんな目覚まし時計あったら買います。むしろ興奮して眠れません。10万円までなら買います。

やっぱ青キュアって最強だよな!

working-report2.hatenablog.com

 

気が済むまで妄想をまき散らした直後で恐縮ですが、現在のサブスク契約状況は以下のとおりです。

アマプラ 月額600円
dアニメ 月額550円
東映AC 月額350円
パリーグ 月額550円(※)
※ベースボールLIVE。シーズンオフも絶賛契約継続中。ほっとんど見てないけど。

サブスク沼。NHK衛星契約受信料に匹敵する金額を払ってます。少し前の私はだいたいこんなことを言ってました。

 

「サブスクなんてものはテレビ録画しそびれた穴埋めみたいなもんでね、やっぱりテレビ電波に比べると画質が粗かったりブロックノイズ入ってたりするんでね、EPG眺めまわして、1話チェックのために録画機に全部予約ぶっ込んでいくのがアニメオタクの常道ってもんですよ、ハァ、配信で見てる奴なんて本当に見たうちには入らないですね、スシロー行って『寿司食った』って自慢するようなもんですわ、ハァ(一部誇張)」

 

発言を撤回のうえおわびいたします。申し訳ございませんでした。サブスク万歳、技術進歩万歳、スシロー万歳。録画機なんて前時代の遺物!令和の老害

今のサブスク画質はもう何の問題もないですね。テレビ電波と比較して遜色ありません。嫌なことがあるとすれば、アマプラはエンディングが始まって5秒すると勝手にカットアウトして次のエピソードが始まることです。次回予告まですっ飛ばす荒業。いちいちテレビリモコンの戻るボタンを押してやらないと作動するので余裕がありません。浸っていたい余韻が台無しですよ。ロマンチシズムってものはないんですかね、こんなとこまでタイパですかね。

東映アニメチャンネルのプリキュアはちゃんとエンディングも見せてくれます。あのCGダンスと、短時間でお話の雰囲気を伝える次回予告の演技を見ないと、プリキュアを見た気がしません。なんなら前提供・後提供と光るパジャマのCMと、最近なくなってしまった5秒イラストも見せてほしいくらいです。テレビで十分ですね。

サブスクはお安いとはいえ有料配信サービスですから、そんなものに金を払う意識のない普通のご家庭では頑張って夜更かししてリアルタイムで見るか、やはり録画機に予約を入れるかしかないのだろうと想像します。

 

そしてうちに2台ある500GB録画機は全く仕事をしなくなったわけではなく、現在放送中のラインナップでは星屑テレパスのように加入中のサブスクでは配信されないコンテンツ、あるいは朝にリアルタイム視聴して、夜にもう一度視聴するひろがるスカイ!プリキュアのような偉大なコンテンツは、録画機のほうが早戻しやスローなどの操作が楽なので今も現役です。

アマプラは早戻しの感覚がいまいちつかめません。だいたい戻し過ぎます。ボタンの反応速度が遅いのも気になります。

あと、録画機に頼るのは大河ドラマです。日曜夜8時は楽しく飲んでますのでね。えらいもので、1年間同じ役者を見ていると演技の成長を実感します。朝ドラで和菓子屋の息子をやってた頃に認知した山田裕貴さんはこの大河で推し俳優になりました。BLUE GIANTの朴訥な演技も良かったですし。

 

……話はサブスクに戻ります。インターネットで見たいものだけ見ていると情報に偏りが生じる、とよく言われます。エコーチェンバーっていうんですか。それだけは避けたいので、私のニュース情報源はインターネット以外にNHK日本経済新聞で補完してます。

これはアニメにも同じことが言えて、同じようなジャンルの作品ばかり見続けるとそれ以外のジャンルが見られなくなってしまうと思うんです。現に今、私がそうなりつつあります。

 

録画機がフル稼働してた頃は、一部の午前中のショートアニメを除いて、とにかくアニメと名前の付くものは予約して、1話を見て判断することを習慣にしてました。見始めて3分で耐えられないこともありますが、そうすることで今どんなものが放送されていて、それを自分はどう受け止めたのか、なぜそう思ったのか、みたいな思考の枠が出来てたんです。簡単に言うと、視野が広がる、ということです。

アニメ視聴行動の一部がサブスクに移行したことで、これをほぼやめちゃいました。加齢で疲れてしまった部分もありますけど、1話を見て判断することに意味を感じなくなってしまいました。趣味の世界くらい自由にやりたい、苦痛を感じるものは見なくていい、そう思うようになりました。この行動自体は合理的だと思っていました。

ところがその影響は「見たくないものは見ない」にとどまらず、本来なら見ていたであろう作品まで見なくなってしまったのです。

理由は2つあると考えています。そのひとつは先ほどと同じ、加齢に伴う疲労、集中力の低下です。そこまでエネルギーをかけられないし、1日に見られる本数もガクンと減りました。

そしてもうひとつは、作品への期待感の喪失です。見てみれば面白いことはだいたいわかります。でも、熱中するには至らない作品って結構あるんですよ。人と話を合わせるとか、話題に取り残されないようにとか、自分の興味とずれた義務感のようなものが生じ始めると、見る気が起きなくなるのです。誰かのおすすめでも素直に共感できなかったり、余計に疲れたりします。

こうやって人間はどんどん扱いが難しくなって、老いていくんでしょうね。ひしひしと感じます。体はともかく、心は老いないように気をつけないといけません。元の視聴行動に戻すべきなのかもしれません。サブスクに頼りすぎるのは、ちょっと危険なのかもしれません。

 

その意味で今、プリキュアにアホほど熱中しているのは、考えようによっちゃ視野が狭まった、老化が進んだ結果として起きているような気もしてくるのです。還暦で赤いちゃんちゃんこを着るのは、干支が一周したお祝いだけじゃなくて、心も辛抱がきかなくなって幼児化しているような、あながち間違っていないような。