working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

能登半島地震

皆様こんにちは。本年もよろしくお願いいたします。新年を8日過ぎてようやくやる気が戻ってきました。

その初日、能登半島で巨大地震。翌日、羽田空港で旅客機と海上保安庁機が衝突。おちゃらけたことを書く気分になりようがなかったです。報道によれば地震発生から7日が過ぎても被害の全容すら把握できない深刻な状況です。

ものを書くことの無力さを痛感します。お見舞いをいくら申し上げても、1日も早く元通りの生活を取り戻されることをどれほど祈っても、被災された方々には何の足しにもなりません。私の享楽的な日常から幾許かの支援金を黙って差し出す以外に出来ることはありません。

 

能登半島は昨年の夏、大学及び職場の同期と旅をしました。

working-report2.hatenablog.com

旅の中で回った場所が甚大な被害を受けています。輪島の朝市通りは地震後の火災で消火活動もままならず、そのほぼ全域が焼失しました。見附島は原型をとどめぬほど崩落しました。白米千枚田は地割れによって無残な姿に変えられました。

穴水町から北に鉄道のない地域を結ぶ道路が寸断され、十分な支援が行き届かないようです。孤立集落も多く残されており、生活を維持するライフラインの復旧もおぼつかないと聞きます。

 

お金のほかに何が出来るか考えた結果、誤った行動や情報をごくわずかでも正すことができればと思い、ここに記しておきます。

物的支援は公共の組織、許可を受けた団体に任せ、個人による物資の輸送、搬入は控えましょう。支援組織の活動の妨げになります。

個人による現地入りは控えましょう。災害復旧ボランティアはいずれ必要になりますが今ではありません。食料、トイレなど現地に依存せず独立して活動できない人間が増えても意味がありません。

適正な報道機関の情報を見ましょう。特にSNS等において個人発信の真偽不確かな情報を広めないようにしましょう。

過剰な不安、心痛を感じたら、情報に接するのをやめましょう。後ろめたさを感じても、日常生活をきちんと送りましょう。私は発災初日からずっとNHKを見続けて、3が日は心が安らぎませんでした。その結果不眠気味になり、今もうまく寝つけません。被災地域の外側にいる人間がストレスを抱え込んでも、誰の助けにもなりません。

 

今回の地震で、大阪の私の住まいも相当揺れました。免震構造の建物は少々の揺れでも振動のエネルギーを分散するため、船に乗っているような左右の揺れがあり、棚からグラスが落ちました。

太平洋側の地域では遠くない未来に南海トラフ震源とする大規模地震が予想されています。嫌な言い方にはなりますが、防災の備えは十分か、この機会に念入りに確認しましょう。

被災しなかった私たちには明日の仕事、明日の暮らしがあります。今必要なのはこれをきちんと継続すること、経済を回転させること、そしていつかまた能登半島を訪れ、盛大にお金を使うことです。それこそが心と血の通った支援だと思います。