working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

深刻なひろプリロス

皆様こんにちは。先週、ひろがるスカイ!プリキュア(ひろプリ)が終了し、きのうからわんだふるぷりきゅあ!(わんぷり)が始まりました。

ひろプリ最終回は壮絶でした。Aパートは東映アニメーションの精鋭原画陣30人以上を投入しての浄化技大売り出し、Bパートは一転して平和の訪れとお別れ、何か他に言うことあるやろと見ているこちらがもじもじするツバサくん、その鳥族の少年のお弁当に鶏の唐揚げを入れるあげはさん、プリンセスエルの優しい抱擁、ましろちゃんの涙、ソラちゃんの握手……1年間リアルタイムで追ってきた感慨とともにこみあげるものがありました。

毎年恒例の最終話エンドカード、格別でした。

泣いたね。静かに泣いたよ。あぁ、これで本当にお別れなんだって。キャラクターデザイナーであり最終話の作画監督も務められた斎藤敦史さん渾身の一枚をポスターにしていただいたら1万円で買います。

 

……でね?わんぷり第1話を見終えるころには「3!2!わん!」とか言いながらトチ狂ったようにわんわん吠えてるだろうと思ってたんです。こむぎちゃんの額の三日月紋が小鉄の痣ではなく前髪だったことに気づいたり、とてもキュアマカロンみのあるネコちゃんと、キュアスパイシーみとギギみが同居した飼い主さんがもう好きだったり、わんぷりへの期待値も高いのは高いんです。

それでも拭い切れないひろプリへの哀惜、テレビ放送が終了したことへの寂寥感がどうしようもなく募ってくるのです。深刻なひろプリロス。昔の関西地区のサザエさんみたいに、火曜日くらいにひろプリ再放送してくれんかな。

 

映像自体、見ようと思えはいつでも見られるんです。

アマプラのオプションサービス、東映アニメチャンネルに加入してますので、全プリキュアシリーズが月額350円で見放題です。Max Heart34話まで見ました。マ~ックスハ~ッ!の歌い出しでテンション爆上がりです。Max Heart終わったらひろプリ見直そう。

emotional

サブスクで見直せるのだったら必要ないはずのひろプリBlu-rayも買ってます。斎藤さん描き下ろしのジャケットがエモーショナルでビビッドでリリカルだから……もありますが、配信は早い動きに弱く、多少のブロックノイズがちらつきますから、安定的に美しい映像と音声で見るためでもあります。

 

ひろプリロスの原因は、テレビの通常放送から消えたこと以上に、もうこの先、ひろプリの単独新作が見られないことへの絶望感があるのでしょう。キュアスカイことソラちゃんという、カッコよさと、めちゃくちゃな面白さと、可愛らしさが合体した新時代のヒーローと仲間たちの、新しいエピソードが見られないことへの悲しみです。

コロナ禍以前は単一作品の映画もありました。オールスターズFの完成度が高すぎて満足してしまった部分もありますけど、こうして一つの作品が終わる時、やっぱりあの子達をもう少しだけ見ていたかったなぁと思うのです。なんてわがままな奴だ。

 

この1年、ひろプリはプリキュアシリーズを通じて最も楽しませてもらいました。いまだに全体を通じての感想がまとまらないほどにお別れを受け止めきれずにいます。スタッフ&キャストの皆様、お疲れさまでした。また次の作品でお会いしたいです。

美しさのあまり卒倒した