working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

歯医者さんに行こう

皆様こんにちは。最近はプラークコントロールとかホワイトニングとか、特に口を商売道具にしておられる方は気を配っておられるようなんですが、私はここ10年、歯医者さんに通ったことがありませんでした。

スタートゥインクルプリキュアを放送していたころに上の歯の、そして昨年末くらいに下の歯の詰め物が取れました。というか粉々に割れました。寝てる間に歯ぎしりしているようで、負荷に耐えきれずに割れたようです。たまに舌を噛んで目が覚めるので自覚あります。でもどうやったら治るのかは分かりません。

しばらくほっといたら、下の歯の穴に食べ物が詰まったり、水を飲んだり、外の冷たい空気を吸うだけでも激烈に痛みはじめましてね。こりゃあかん、歯医者さんに行こうと決意しました。

にこやかな治療

子供も大人も、歯医者さんが好きな人は少数派でしょう。口の中を見られるってまぁまぁ恥ずかしいじゃないですか。最高のプライベートゾーンですよ。

いくらきれいにしてるつもりでも、歯医者さんは患者の希望を聞きながら、この人めっちゃ黄ばんでるな……とか、めっちゃすきっ歯やな……とか、歯周病ケア始めないと手遅れになるで……とか、単純に息が臭いとか、言いたいことが山ほどあると思うんです。

それに私たちはえっちいビデオを見過ぎているので、歯科衛生士さんの顔とおっぱいで選ぶみたいなことを考えがちで、今もって堂々と飲み会で言ってたりしますが、もうやめます。もっと治療本位で選ばないといけない。

ちなみに、今回の歯医者さんはちゃんと目隠しされました。そういうプレイではありません。その方が先生も歯科衛生士さんもやりやすいでしょう。私も目のやり場に困りますし。

 

まずはレントゲンです。私不在の10年間にテクノロジーは向上してました。240度くらいカメラが回って撮影。電子音のエリーゼのためにが流れて40秒くらいで撮影終了。

そういえば外科医エリーゼは可愛いですね。石川由依さんは真面目スイッチが入るときの声の変わり方がとても素敵です。さながらヴァイオレット。

surgeon-elise.com

治療席に戻って、私の下顎と歯が骨まで激写された写真を見ながら、先生と治療方針について話し合います。詰め物が取れて虫歯になっている2か所のほかに、過去に治療した歯の神経を抜いたところに膿がたまっていることも分かり、3本とも治療することで合意しました。

最近の歯医者さんってこんなに親切なのか。おっさん、ハイシャに感動。

子供の頃に通ったところは、痛いところをわざわざ鉄の器具で叩いて「ここか?ここなんか?こないなるまでほっといたらあかんやろ?」SM級の仕打ちを受けるのが当然だと思ってました。

 

方針が決まれば後は治療するだけです。今回の重点攻略エリアに指定された下の歯は詰め物が取れる以前から虫歯化が進行していたようで、抜歯するか改めて詰めるか協議の結果、麻酔をかけて削ることになりました。

塗る麻酔なんてのがあるのも初めて知りました。塗ってしばらくしてからエアを当てられ、

「しみますか」
「しみますね」

2回目の塗る麻酔。

「しみますか」
「しみます」

3回目。

「どうですか」
「さっきよりましになりました」
「とりあえずこれでやってみましょう」

好きな人はいないだろうあの音とともに掘削が始まアイタタタタ途方もない激痛。気を失うかと思いましたよ。

この患者、麻酔が効かない。先生も困って、

「直接注射しましょう」
「すみません」

前日に社長とお酒飲みまくったのが全部悪い。なんだか申し訳なくて謝ったのに

「人によって効きにくいことはあります。治療に痛みがあってはいけませんので我慢しないでくださいね」

この歯医者さん、神だ。子供のころのあの仕打ちは一体何だったのだろう。

その後は掘削マシンを使うことなく、手彫りのように虫歯部分を削り取ってもらい、施術開始から1時間たってようやく処置が完了しました。後頭部は脂汗をかいてましたが手際はお見事です。また来週。いいお医者さんでよかった。

 

処置完了後は疼痛もなく、冷たいお酒や水が沁みることもなく、ストレス要因が1つ取り除かれて心晴れ晴れしております。痛みのない人生って最高。歯って大切ですよね。分かってても手抜きがちなケアを考えようと心に決めました。