working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

おしゃれの意味

皆様こんにちは。きのうは春分の日でした。全然あったかくないどころか、雪交じりの雨と強風でいろいろ縮こまりそうな1日でした。祝日の名義が何であれ、一般的な週5勤務のサラリーマンはだいたい休む日なので、ありがたく休ませてもらいました。

そんな日のお昼ごろ。いつもの美容室で髪を切ってもらいましてね。普段そんなおしゃれなんてしないんですけど、カット後にシルバーのワックスでバッチリ決めてもらったんです。

あと10キロ痩せて、10センチ身長が伸びて、筋力が50パーセントアップすれば吉川晃司になれそうなふいんきの。それは一般的に別人というのではないのか。

 

で、小太りの自称吉川晃司は夕方に九条のしゃぶしゃぶ屋さんに行きました。

ふすまにラオウ

店長とオーナーのお話では芸能関係者がお忍びで隠れ家的に使うそうで、私が座った椅子は以前、藤波辰爾さんが座ってたそうです。マッチョドラゴン。

しゃぶしゃぶしながら、ワックスでバッチリ決まった私のヘアスタイルについて、お誘いくださったメンバーの女子たちが一様に褒めてくれるんです。白髪がいい感じに生かされてるの、形がちゃんとしてるの、めっちゃ若返ったの、吉川晃司かと思ったの。最後のは嘘です。

1129たべよう鎌倉幕府

毎度カットしてもらうたんびに思うんですけど、その結果としてちょっと背筋が伸びて、自信をもってお出かけできる気がするんですよね。これは素晴らしいことだなと。

 

数年前まで身だしなみにさほど頓着しなかった私は、わざわざJR駅構内の1,000円カットに行ってました。女子とよろしくしたりとか、モテたいとかいう感情はなくはないどころか持て余すくらいありますけど、最低限、ビジネスシーンに支障のない、不衛生に見えない程度に調髪してもらったら十分、と思っていたのです。

それに、不惑を過ぎてぼちぼち50が見えてくる頃合いに、おしゃれに執心するのはちょっとみっともないんじゃないか?くらいに思ってました。自分を着飾ることに対するコンプレックスとでもいうんですか。

 

髪どころか服に関しても、着られればいいって程度でしてね。今もそんなに変わってないかもしれませんけど。

ヨドバシカメラ梅田のエスカレーターの横に鏡ついてるじゃないですか。あれで自分の服装を見たときに突然、何かが頭の中に降りてきたんです。

 

絶望的にダサいね

なんて格好で街を歩いているんだいお前は

 

上はよれよれの黄色い半そで開襟シャツ(しかもキャラもの)、下は色むらが出始めている紺のスラックス、それに履き古して色のくすんだスニーカー。確かにひどい。変質者に見えてもおかしくない。

急に恥ずかしくなって、アパレルショップに入って、カコイイお兄さんと相談しながらコーディネートしました。

その頃から上はトップス、下はボトムスと呼ぶようになりました。完全にアイドルマスターの影響です。ああいう心境が突然開拓されるのは本当に怖い。

 

身だしなみやおしゃれって、最低限ではダメなのです。私が考えていたのはむしろ逆で、最低限なんてものはない、出来る限り上を、おしゃれを志向しないと恥ずかしくて自分が情けなくなる、そういうものです。

過度に卑屈である必要はないけれど、おしゃれであろうとする心を失うと老け込みますし、幸せが逃げます。人生の幸福度が下がると言ってもいいかもしれません。

 

要するに何が言いたいかって、女子に褒められるのはいいもんですよってことです。いや違うな。

間違ってはいけないのは、褒められたくておしゃれするのではなく、身だしなみをきちんとすることで、自信をもつこと、気持ちを明るくすることが大事なのです。おしゃれは外面の問題に見えて、実は内面の問題なのです。

1,000円カットでいいやではなく(むろん1,000円カットも腕はいいんですよ)、腕とセンスのいい美容師さんに、時間をかけてカットしてもらう。服だって、裸よりはまし程度ではなく、色の組み合わせを考えたり、新しい服を見に行ったり買ったりする。そういうことにお金をかける意味は、大いにあるのです。

アクスタ要らずのおでかけカメラで遊んでましたけどもね。