working-report 2回戦

ゲーム脳はゲーム脳のままで熱を失うだけ

1日は不平等

皆様こんにちは。テレビゲームからまた距離を置く生活に戻ってしまいました。プロ野球は始まったし、春アニメも始まったし、冬アニメはまだまだ残ってるし、祝日法改正して年間16日とかせこいこと言わずに100日増やしてほしい。

 

今回は飲み仲間からの話題をひとつ。サラリーマンの1勤務は平均7~8時間に収まり、これはアニメ1クール分を消費してもおつりが来る長さである。

……なるほどその通りですけど、最近の私、1クールを1日で見通せた記憶ないんですよね。12~13話を連続して見続ける集中力が維持できなくなりました。

見始めてもすぐに用事を思い出して長時間停止したり、用事が済んだらスマホをぼんやり見てたり、洗濯物を干したら次は掃除機皿洗いトイレ掃除ゴミ出し買い物と連続して家事タスクをこなしたりで、見るのを忘れて気がついたら疲れて昼寝してます。

 

一人暮らしのおっさんの休日時間は全部アニメのためにあるわけではなく、平日なんにもしない分の家事が週末に偏ってるんです。特に洗濯。下着靴下は毎日、バスタオルは2回使ったら替える常識的なサイクルで回してるので、週末には1週間分洗って干さにゃならんのです。

このような生活環境下で、オタクとして1日を有意義に過ごす=アニメに効率よく時間を投入するには、残り時間をどのようにデザインするか、強い意思が必要です。若い頃みたいに家事ほっぽり出して自堕落にアニメを見る、というわけにはいかんのです。

意思と言っても「修行するぞ修行するぞ修行するぞ」みたいな具体性を欠いた洗脳的行為のことではなく、例えば前日の寝る前から現状を正しく把握して、

 

じぇ「明日は7時半に起きて支度して下着類洗濯かけて、8時半からわんだふるぷりきゅあを見て、9時前に洗濯物取り出してバスタオル投入して回して、日曜討論見ながら干す準備して、掃除機かけて、トイレ掃除して、バスタオル干して、10時ごろにクリーニング出しに行って、帰ってきたらアニメ見よう、結婚指輪物語を終わらせよう、スプラッシュスターは最低2話見よう以下省略」

 

と、過ごし方を具体的にイメージすることです。実際その通り実行できたかどうかはさほど重要ではありません。そういう意思を持たないと、手で掬った水がこぼれていくように、時間がすり抜けていくのです。

マジでビックリすんで?

若い読者様には伝わらないかもですけど、おっさんの1日ってね、笑えるほどあっという間に終わるんですよ。気がついたら夕方。今は若いつもりでも、「今日も何も出来なかった……」みたいな空疎感をいずれ味わうことになるのです。おたのしみに!

前にも例に出したように、15年生きてる人の1日と、45年生きてる人の1日って、全然違うんです。約5,480日分の1日と、約16,430日分の1日の違いと言えば分かりますかね。密度が違うんですよ。単純計算で3倍速い。1日という時間の単位、長さは同じでも、意識の領域であっという間に終わっちゃうのです。

人は毎日、着実に老いに向かっているので、時間の体感速度は加齢するごとに加速します。後期高齢者なんて毎日光のスピードじゃないですかね。まさに光陰矢の如し。

 

平和な日常は貴重

私にはあとどれくらい、時間が残されてるんだろう。このごろよく考えます。