皆様こんにちは。ソリッド・スネークはゆっくり歩けないことを26年ぶりに思い出しました。どこ行ってもすたこらさっさの小走りです。酷寒のアラスカだから仕方ないのか。
PS3をテレビ接続に戻して最初にやったことはPS版メタルギアソリッド(1998年、以降MGS)のダウンロードでした。
青野武さん、鶴ひろみさん、戸谷公次さん、曽我部和恭さん、そして塩沢兼人さんと、鬼籍に入られた名優たちによる、時を経ても色あせない演技が息づいています。
MGSについては過去にも書きましたとおり、3は序盤で操作の習得を断念し、4は未プレイ、その他ナンバリングされていない派生系の物語は手つかずの有様です。そしていまだに5はクリアできていません。おじさん疲れちゃった。
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5は300時間やりこんで、新章突入してから1つもミッションクリアできてません。
アフガンと中央アフリカをさまよいつつ、サイドミッションにうつつを抜かしている現在の私の腕で、再び最初のMGSをプレイしてよく分かったこと。最近のゲームは親切。
10代の私はこれをスイスイプレイしてたのか(そうなるまで半月以上スネークに死に続けてもらいましたが)と思うと、加齢とともに適応能力を失っていく自分の衰えが実感できました。
ゲームの現在地は、サイボーグ忍者ことグレイ・フォックスの亡霊(塩沢さん。マジかっけー)との素手格闘を制した後、ハル・エメリッヒ博士(田中秀幸さん)を解放し、いよいよメリル・シルバーバーグ(寺瀬今日子さん)と合流するところまで来ました。
次はサイコ・マンティス戦です。私DUALSHOCK3を1個しか持ってないんですけど、どうしたら勝てるんでしょうか。
とりあえずメリルは殴り倒して昏倒させるとして、マンティスに攻撃をヒットさせるにはどうするのか。コントローラをもう1個買わないとダメなんでしょうか。そもそもプレイヤー1名想定のゲームは2コントローラを認識するのでしょうか。
死んでも攻略法は見ないぞ。
私の記憶ではこの後、マンティス戦で殴り倒しまくったメリルさんがせっかく機嫌を直して地雷原を先導して歩いてくれるのに、匍匐してすべての地雷を回収するスネークさん。
その後、スナイパー・ウルフ(中村尚子さん)戦に突入するはずの場面で、脚を撃たれて瀕死で踏んだり蹴ったりのメリルさんを放置して狙撃銃を取りに戻るふりをして、方々で道草食ってアイテム回収するスネークさん。
あるいは、オセロットさんのソ連崩壊に至る説教を聞きながら電気ショックを与えられてもボタン連打で体力回復するスネークさん。あるいは連打することなくギブアップするスネークさん。ここでストーリーが分岐するんだったな。
あるいは、ヘッドショット何発食らわせてもケガひとつしないウルフさんが不死身すぎるので、2回目の雪原決闘では相互に射線が開く狙撃銃をほっぽり出して、卑怯にも木陰からリモコンミサイルを撃ちまくるスネークさんなのでした。
今回はもうちょっとまじめにやりたいな。
MGSは四半世紀近く経った現在もゲーム内で語られる核の脅威は健在で、国家間の対立軸もそのままどころかよりリアリティを増しているという、こしらえた人の末恐ろしさがだだ洩れている一作です。
ロシアは隣国ウクライナに武力侵攻し、中国は東シナ海、東欧、グローバルサウスにおける勢力拡大を企図し、北朝鮮は連日日本の近海にミサイルを発射するなど、独裁国家群が現状変更の試みを進行している最中です。
というのに国連安保理の機能不全はもとより、かつて世界の警察を自負したアメリカですら有効な手を打てずにいるこの状況は、ゲームの世界観を逸脱するレベルで重みを増しています。今、ロシアの核行使を止められるのはスネークさんしかいません。
このような情勢下に、小島秀夫監督はさぞかし、メタルギアの続編が作りたいのではないかと思ってたら、
「リコリス・リコイル」。最終回なので、今宵は“リコイル制御”外して観た。
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) 2022年9月24日
いい夕陽だった。
しばらく反動がありそう。
そう言えば、最近ワイハ行ってないな。 pic.twitter.com/A4AcJrWSZX
ちょっと前ですがダダハマりしてはりました。次回作はちさとスネークとたきなスネークで確定か。