皆様こんにちは。ハンバーグの隣にいるのに子供に嫌がられ、お母ちゃんにもお父ちゃんにも苦い顔をされ、結局捨てられるパセリのようなブログの管理者gentlyです。
少し前に著作権がらみのお話をしたところですが、まほあこの購入パッケージ写真をスマホカメラで撮影してアップしたことについて、その後いろいろ考えてました。
権利者のお申し出があり次第削除しますが、ない限りはお目こぼしをいただいているものと思うことにします。
インターネットを見渡したら、買ったのか買ってないのかよく分からん人が、Amazonから引っ張ってきたっぽい商品写真と画面キャプチャを何枚も利用して、フィルムコミックみたいにセリフ並べてるじゃないですか。人間が書いてるのかどうかすら怪しい。
一方でパッケージを買った人は、ちゃんとクリエイターの皆様に安くないお金を落としましたよって言いたいじゃないですか。愛情をお金であがなうことは出来なくても、お金に愛情を込めることは出来ますって、高名な詩人も保険のCMで言ってました。
そこには厳然たる線引きがあってほしいと願うものの、法的な評価は両者とも権利侵害の疑いありですので、権利者のお申し出があり次第素直に従います。
……これはそういう写真をアップするとき都度書いておかないとダメですね。本来なら許諾をいただいて掲載すべきところですけれど、都度対応いただくのもお手間ですし、事案の悪質性は権利者にご判断いただくのが現実的なのかな、と身勝手なことを思っております。
定期的にこんな話をするのは、アニメかいわいのブログは各話感想という名の映像キャプチャ利用、関連商品のアフィリエイト、SEOのテキスト羅列がほとんどで、生きた人間の感想や意見がほとんど見当たらない、あっても本来の体をなしていない、その結果、情報伝達媒体としてのブログはとっくに信頼を失って死んでいるからです。
もちろん、人の息吹が感じられる生きたブログもあります。しかし、悪貨は良貨を駆逐するがごとく、広大な情報の海の中で人の目に触れることのないまま紡がれる記事の、なんと多いことでしょうね。
今や大半の非商業ブログは、読まれることより表現すること、あるいは表現を練習すること自体を目的にせざるを得ないのです。この話は以前もしました。
working-report2.hatenablog.com
人の書いた文字はそれくらい読まれていない、と私は思います。短文ブログと当初呼ばれていたSNSですら、ごく一部の著名人を除いて読まれることなどほとんどないでしょう。インプレッションがどれだけついても、人の目の表面をなぞるだけです。
動画、写真、絵、つまりテキスト以外のコミュニケーションが幅を利かせている現代で、自己に有益な情報を取得する目的以外で文字が読まれることは、ほとんどなくなっていると言っていいかもしれません。
ブログは、読まれる媒体としての信頼性、あるいは娯楽性を取り戻せるのでしょうか。